韓国、「核再処理・ウラン濃縮」永久禁止の危機
中央日報日本語版 2月28日(金)8時47分配信
韓米原子力協定改定交渉中の米国が、協定の有効期間を従来の「40年」から「永久」とすることを韓国政府に提案してきたと、外交消息筋が伝えた。
ソウルのある外交消息筋は27日、「米国は現在交渉が進行中の韓米原子力協定改定で『永久適用』条項を新設することを望んでいる」と述べた。
この消息筋は「現行の協定には韓国のウラン濃縮と再処理を事実上禁止する条項があるが、この条項が改定されずに『永久適用』条項が新設される場合、今後は濃縮と再処理に関する議論もできなくなる」と話した。
これに先立ち米国は昨年10月、ベトナムと原子力協定を締結したが、本文に濃縮と再処理禁止条項を入れず、公平性をめぐる批判が出ている。したがって米国の要求通り永久条項までが挿入される場合、「二重基準」という批判の声はさらに強まると予想される。
1974年に発効した韓米原子力協定は3月で40年の期間が終わる。両国は2016年まで交渉期間を延長し、現在、改定内容について交渉している。米国は側は9回の交渉で、濃縮と再処理を許容してほしいという韓国の要求を拒否してきた。韓国政府の関係者は「米国と互恵的な立場で韓国に適した協定を締結するため努力している」と述べた。
最終更新:2月28日(金)8時47分
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