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米の放射性廃棄物施設で13人被ばく
2月28日 11時10分

アメリカ西部、ニューメキシコ州にある放射性廃棄物の地下処分施設で、今月中旬、空気中の放射線量の値の上昇が検知されたトラブルで、アメリカのエネルギー省は当時、地上にいた従業員13人が被ばくしたことを明らかにし、今後、トラブルの原因を詳しく調べることにしています。

アメリカ・ニューメキシコ州南東部の地下およそ660メートルにある放射性廃棄物の処分施設では今月14日の深夜、施設内の空気を観測しているモニターが放射線量の値の上昇を検知しました。
これについて、アメリカのエネルギー省は27日、この施設とつながっている地上の施設で当時勤務していた13人の従業員が被ばくしたことを明らかにしました。
被ばくした量は僅かだとしていますが、数値は明らかにせず、今後、さらに詳しい分析を行って健康への影響がないか調べるとしています。
また、地上施設の周辺でも放射線量の値に僅かな上昇がみられるということですが、周辺の住民や環境への影響はないとしています。
この処分施設は、核兵器を製造する際に出た土壌や器具などの放射性廃棄物を最終的に処分する場所で、1999年から運用されています。
エネルギー省の担当者は、「トラブルの原因はまだ分からないが、検出された放射性物質は廃棄物に含まれるものと一致する」と述べ、今後、地下の施設に調査チームを送るなどして原因を調べることにしています。

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