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台湾から甲子園 映画「KANO」公開2月28日 4時32分
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台湾で、今から80年以上前の日本統治時代に、台湾代表として甲子園に出場し準優勝を果たした野球部の実話が映画化され、公開初日の27日、日本の出演者らが出席して大規模な上映会が行われました。
この映画「KANO」は、台湾が日本統治下にあった1931年に、今の高校に当たる「嘉義農林」の野球部が甲子園に出場し、本土の学校を次々と破って準優勝を果たした実話を基にした台湾映画で、27日から、台湾全土で公開が始まりました。
このうち、映画のロケ地となっていた南部の高雄市では、27日夜、野球部の監督役を演じた俳優の永瀬正敏さんらが出席して上映会が行われ、会場の野球場にはおよそ8000人の観客が詰めかけました。
当時の「嘉義農林」の野球部は、日本人と漢族の台湾人、それに先住民という3つの民族の選手の混成チームだったのが特徴で、映画では、民族が違う選手たちが一丸となって勝利を目指す姿が描かれています。
映画は、埋もれていた歴史に光を当てた作品だとして台湾で大きな注目を集めていて、訪れた観客は「日本統治時代に甲子園で活躍した台湾のチームがあったと知って誇らしく思い、映画を観に来ました」などと話していました。
この映画は、日本では来月7日から大阪で始まる映画祭でオープニング作品として上映されることになっています。
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