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「ぞうさん」作詞 まど・みちおさん死去
2月28日 10時04分

童謡「ぞうさん」や「一年生になったら」などの作詩で知られた詩人のまど・みちおさんが、28日午前、老衰のため東京都内の病院で亡くなりました。
104歳でした。

まど・みちおさんは、明治42年に山口県で生まれ、25歳のときに児童雑誌に投稿した作品が詩人の北原白秋に認められ、本格的に詩や童謡の創作を始めました。
昭和27年にNHKのラジオで放送された童謡「ぞうさん」のほか「やぎさんゆうびん」「一年生になったら」など、まどさんが発表してきた数多くの童謡や詩は、時代を越えて子どもたちに親しまれてきました。
まどさんの作品は皇后さまが英語に翻訳されて、平成4年にアメリカで「THE ANIMALS」という題名で出版され、海外でも高い評価を受けました。
平成6年には児童文学のノーベル賞と言われる「国際アンデルセン賞」を作家部門では日本人で初めて受賞しました。
国内でも野間児童文芸賞や芸術選奨文部大臣賞などを受賞したほか、平成15年には日本芸術院賞を受賞しました。
最近では、100歳を記念した新作の詩集を発表するなど現役で創作活動を続けていましたが、去年の末に体調を崩し、28日午前9時すぎ、東京都内の病院で亡くなりました。

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