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試合中に“ユダヤ人差別” 英リーグ出場停止に
2月28日 8時32分

ユダヤ人への差別と受け取られるジェスチャーを試合中に行ったとして、イングランドサッカー協会は、元フランス代表の選手に対し5試合の出場停止などの処分を下しました。

処分を受けたのは、イングランドプレミアリーグのチームに所属する元フランス代表のニコラ・アネルカ選手です。
問題となっているのは、アネルカ選手が去年12月の試合中に行った左腕をくの字に曲げ、伸ばした右腕の肩の辺りにそえるジェスチャーです。
このジェスチャーは、ユダヤ人の大量虐殺を笑いの対象にするなど、ユダヤ人に対する差別的な言動で知られてきたフランスのコメディアンが考案したもので、ネオナチの若者らの間で広まっていました。このため、イングランドサッカー協会は、27日、人種などに関わる侮辱行為を行ったと結論づけ、アネルカ選手に対し5試合の出場停止と8万ポンド(日本円にして1300万円余り)の罰金を科す決定を下しました。
ヨーロッパ各国は人種差別的な言動に厳しく対応しており、フランスではパリをはじめとする自治体が、このジェスチャーを考案したコメディアンの公演を禁止しています。
アネルカ選手は、このコメディアンと友人だということで「ジェスチャーは友人にささげたもので、自分は差別主義者ではない」などと釈明していました。

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