このテーマは重苦しいものに なりそうなので、折を見て 少しずつ書いていきます。
私の1審は2012年1月10日から 4月13日までさいたま地裁で行われた。裁判員裁判の審理期間最長記録。100日の超長期になったことや、メディアや世間が狂乱したことや、していないことを罪として認定された判決よりも私が衝撃を受けたのは、裁判員の記者会見だった。
判決公判後に、20代の2人の男性裁判員が会見した。27才の男性だけ、実名を公表し、カメラの前に晒した。びっくりした。ニートかネットカフェ難民かと思われる服装で裁判官の隣に座り続けた彼が、この時だけスーツを着ていたのだ。6人の裁判員の中で、ただ1人法廷で何度も居眠りをしていた彼が、実名で記者会見に臨むなんて信じ難かった。
私は判決を報じた、いわゆる大新聞とスポーツ紙の記事を全て読んだ。どこの紙面にも、彼が会見で発した「達成感」という言葉が踊っていた。
あれから2年近く経った今でも、彼の発言を読み返しては、絶対に間違っている、と私は思う。大きな遺恨になっている。
27歳の彼は、裁判を通して最も印象に残ったのは、遺族の言葉だと言った。喪失感が大きいと感じた、と。そりゃあ、家族が亡くなれば喪失感があるのは当然でしょう。
死体写真を見た時に、事件のひどさや被害者の悲しみがわかった、とも言った。それと私に何の関係があるわけ?
彼は審理の中で裁判官と裁判員が結束した、裁判の長さ、負担の大きさが達成感につながった、手口が似ていた為、3つまとめた審理で良かった、とまで言った。
検察の狙いが功を奏したわけです。状況証拠しかない大きな否認事件は、長期の一括真理にすれば、裁判員に仲間意識が生まれて、死刑にしなくちゃいけない使命感を持たせることができるという成功例を作った。検察と裁判所が手を組んで、被告人を有罪にするという信じられぬ構造で、前例ができてしまった。
精神を病み。休職していた彼は、極刑の評議が予測されている否認事件の裁判員を辞退すべきだった、と思う。彼はその後も、様々なメディアで「達成感」を語っていることに驚愕した。そして、その発言に疑義を出さず、それが正しい捉え方のように報道し続けるメディアにも呆然とした。
私のように、逮捕直後から大々的に報道されてきた事件を、一般市民の裁判員が公正な裁きを下すことは不可能です。職業裁判官も人間ですから、完璧な公正は望めないのも現実ですが。
一般市民の裁判員は、報道を見ないよう指示されても、100日間、新聞もテレビも雑誌もネットも見ないなんて無理でしょう。言い付けを律儀に守ろうとしても、電車の中吊り広告に、私の名前が煽情的な見出しで載っているのだから、先入観なしに判断するなんてできるわけがない。
検察は、証拠で立証できないから「普通の価値観を持っていない悪女」という人格批判と、被害者と呼ばれる人や遺族にことさら感情移入した過剰なパフォーマンスで、裁判体を丸め込んでいった。
私は逮捕された2009年から1審の12年までバッシングされ続けてきたのだから、その累積的効果で、死刑を下す土壌はできていた。その検察の計略に、裁判員たちは見事なまで嵌まっていった。これって魔女裁判?って思ったもの。
法廷で検察官や遺族が泣いて、殺されたという人の存命中の声やら子供時代の写真や死体映像をじゃんじゃん使って情に訴えれば、裁判員は簡単に騙されるとわかりました。非常に由々しき事態だと思わずにいられません。メディアのマインドコントロールとネットに潜む悪意って凄まじいんだなと実感した1審でした。
この裁判に参加して、達成感を抱いた男性が復職したと知った時には、私の命を懸けた裁判を、リハビリと就職活動に利用されたと思いましたよ。あの突然スーツを着た実名、顔出し会見はその為かと。
裁判員を辞退すべきか、医師に相談するレベルの精神疾患がある人は、裁判員候補者名簿 記載通知が送付されてきた時点で、調査票にその旨を書くべきだし、地裁からの呼び出しがあっても辞退を申し出るべきだと思います。
27歳だったあの男性は、人を殺すことに達成感を持ったと公言したという重大性をわかっているのだろうか。
2014年1月28日記
私の1審は2012年1月10日から 4月13日までさいたま地裁で行われた。裁判員裁判の審理期間最長記録。100日の超長期になったことや、メディアや世間が狂乱したことや、していないことを罪として認定された判決よりも私が衝撃を受けたのは、裁判員の記者会見だった。
判決公判後に、20代の2人の男性裁判員が会見した。27才の男性だけ、実名を公表し、カメラの前に晒した。びっくりした。ニートかネットカフェ難民かと思われる服装で裁判官の隣に座り続けた彼が、この時だけスーツを着ていたのだ。6人の裁判員の中で、ただ1人法廷で何度も居眠りをしていた彼が、実名で記者会見に臨むなんて信じ難かった。
私は判決を報じた、いわゆる大新聞とスポーツ紙の記事を全て読んだ。どこの紙面にも、彼が会見で発した「達成感」という言葉が踊っていた。
あれから2年近く経った今でも、彼の発言を読み返しては、絶対に間違っている、と私は思う。大きな遺恨になっている。
27歳の彼は、裁判を通して最も印象に残ったのは、遺族の言葉だと言った。喪失感が大きいと感じた、と。そりゃあ、家族が亡くなれば喪失感があるのは当然でしょう。
死体写真を見た時に、事件のひどさや被害者の悲しみがわかった、とも言った。それと私に何の関係があるわけ?
彼は審理の中で裁判官と裁判員が結束した、裁判の長さ、負担の大きさが達成感につながった、手口が似ていた為、3つまとめた審理で良かった、とまで言った。
検察の狙いが功を奏したわけです。状況証拠しかない大きな否認事件は、長期の一括真理にすれば、裁判員に仲間意識が生まれて、死刑にしなくちゃいけない使命感を持たせることができるという成功例を作った。検察と裁判所が手を組んで、被告人を有罪にするという信じられぬ構造で、前例ができてしまった。
精神を病み。休職していた彼は、極刑の評議が予測されている否認事件の裁判員を辞退すべきだった、と思う。彼はその後も、様々なメディアで「達成感」を語っていることに驚愕した。そして、その発言に疑義を出さず、それが正しい捉え方のように報道し続けるメディアにも呆然とした。
私のように、逮捕直後から大々的に報道されてきた事件を、一般市民の裁判員が公正な裁きを下すことは不可能です。職業裁判官も人間ですから、完璧な公正は望めないのも現実ですが。
一般市民の裁判員は、報道を見ないよう指示されても、100日間、新聞もテレビも雑誌もネットも見ないなんて無理でしょう。言い付けを律儀に守ろうとしても、電車の中吊り広告に、私の名前が煽情的な見出しで載っているのだから、先入観なしに判断するなんてできるわけがない。
検察は、証拠で立証できないから「普通の価値観を持っていない悪女」という人格批判と、被害者と呼ばれる人や遺族にことさら感情移入した過剰なパフォーマンスで、裁判体を丸め込んでいった。
私は逮捕された2009年から1審の12年までバッシングされ続けてきたのだから、その累積的効果で、死刑を下す土壌はできていた。その検察の計略に、裁判員たちは見事なまで嵌まっていった。これって魔女裁判?って思ったもの。
法廷で検察官や遺族が泣いて、殺されたという人の存命中の声やら子供時代の写真や死体映像をじゃんじゃん使って情に訴えれば、裁判員は簡単に騙されるとわかりました。非常に由々しき事態だと思わずにいられません。メディアのマインドコントロールとネットに潜む悪意って凄まじいんだなと実感した1審でした。
この裁判に参加して、達成感を抱いた男性が復職したと知った時には、私の命を懸けた裁判を、リハビリと就職活動に利用されたと思いましたよ。あの突然スーツを着た実名、顔出し会見はその為かと。
裁判員を辞退すべきか、医師に相談するレベルの精神疾患がある人は、裁判員候補者名簿 記載通知が送付されてきた時点で、調査票にその旨を書くべきだし、地裁からの呼び出しがあっても辞退を申し出るべきだと思います。
27歳だったあの男性は、人を殺すことに達成感を持ったと公言したという重大性をわかっているのだろうか。
2014年1月28日記
コメント
コメント一覧
まず、色々と凄く驚きました。感心もしました。
現在の法の在り方、裁判員裁判にも問題があること、とても論理的な文章で伝わって来ましたが、この27歳の男性に対するここまでの書き方はまずいのでは無いでしょうか?名前と顔が世間に出回っている人をここまで非難してしまうのは流石にまずいと思います。記者の女性に対する非難もありましたが、彼女が特定されることと、元裁判員の今は一般人である彼が世間から特定されてしまうのは危険度が違うと思います。各所からクレームが届く懸念。裁判員制、マスコミの問題に関しては多いに納得出来ただけにこのあからさまな27歳の彼に対する恨みの表し方とやり返しの仕方にはがっかりしました。
相変わらず砂の城に住んでる感じの人だなあ。
ずっと興味持ってた事件なので暫くはこの異常性を楽しみたい。
サイコパスってホントに居るんですね。
人を殺したのに、罪を認めない。
カレー事件の林真須美や、狭山事件の石川一雄と同じだな。
早く、罪を認めろ。
さいたま地裁での第一審を一度だけ傍聴した者です。
聞いていた限りですと、裁判員などが下した判決は妥当だったかな、と思いました。
この国には表現の自由がありますので、このような形で木嶋さんが意見を発表するのは法律上は問題ないのでしょう。
が、被害者や被害者の遺族の気持ちを考えると、なんとも言えない気持ちになります。
やはりあなたは犯罪者だと感じる記事でした。
裁判員は法廷内だけでの役目であって裁判官や検事でもなんでもないのに裁判や媒体で事件の内容を見聞きしただけの人間が公の場であれこれ発言する、それを流すマスコミ、これに関しては客観的にみてもおかしいと思いました。
もし私が被害者でも加害者でも、どちらかの親族だとしても この裁判員に無責任な発言を公でされるのは非常に不快だし私的に利用されるのなんて許せないです。
選ばれてしまったのだから仕方ないですが、素人を、素人が、会見までするなんて問題があると思います。
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知的障害者身柄確保死亡事件:2007年9月25日に知的障害を持つ男性が自転車で蛇行運転していたため警察官を含む5人に取り押さえられ死亡した事件。警察官1人が付審判決定により特別公務員暴行陵虐致傷罪に問われたが、佐賀地裁が2011年3月29日に無罪判決。検察官役の弁護士は控訴したが、2012年1月10日に福岡高裁は控訴を棄却した。2012年9月18日に上告棄却、無罪確定。
性犯罪とかも裁判員の感情論で過剰な厳罰化がなされてると聞く。
どうやれば何人もの男性から貢いでもらえますか?
どうかくわしく教えてください
5人お付き合いしましたが貢いでもらったことがありません
私は木嶋さんより30キロはやせてるし木嶋さんよりかなり美人です
死刑になる前に男に貢がせる方法を世の女性に伝授してください
お願いします
福知山線脱線事故
死者107名(当該列車の運転士含む)、負傷者562名
出してるのにね。
普通バスとかで死亡事故おこしたら罪になるのにね
↓
2013年(平成25年)9月27日、神戸地裁はJR西日本の歴代社長3名に対し、無罪判決を言い渡した。
高裁でも同じですね、判決は変わりませんよ
過去に裏工作して証人偽証罪に問われてる警察官や
調書を捏造してる警察官もいる。
検察も捏造があるし
今まで冤罪事件がたくさんあるんだよ。
木嶋佳苗だって、冤罪かも。
自分で思うほど報道されてないよ?
尼崎のばばあは凄まじかったけど死刑判決の前に潔く自分で死んだよ。
お前はどうしても死にたくないらしいな。
食い意地張ってて生きることに執着してて死が怖いなんて欲のかたまり。
同性を毛嫌いするのはプライドの高さから、容姿が理由でさぞコンプレックスの塊なんだろう。
男に自分の哀れなとこ見られるより、女に見られる方が嫌なんて。
どれだけ怒って、何をどう言っても死刑だから。
キットカットぶひぶひ言いながら食う前に、残り少ない余命を反省に使え。
まず遺族と裁判員に悪態ついたことを心から謝れ。
こんなこと書いてもコメント欄は本人の手元にはいかないのか。
せめてこれ金もらって書いてるやつ。
よく平気で眠れるな。
どうゆう神経してんだ。
散々人を殺してきて悪あがきかよ
お前自身がどう思おうと、お前が死ぬことを世間は望んでるのよ
さっさと死ね
本当に何様なんですか!
男と自分の容姿やプレゼントに固執しているのが文章からにじみ出ているもの。
流石男を持ち上げて貢がせた自己愛が強い強欲でしたたかな女そのもの。
色んな意味で読んでいて面白い。
屁理屈よりト○や○タみたいな体型で、どうやって男たちを虜にさせたのか。このネット上で再現してほしい。
あと、性欲を抑える手段のひとつが自慰行為、いわゆるオナニーですが、拘置所という極めて特殊なところでオナニーしたことありますか?
だったら最初からこんなブログ開くなよ。 ww
今日東京拘置所と法務省に電話してこういうブログがあるのだが
とても不快なので辞めさせるように言うよ。
あとライブドアブログにもこのブログ自体が利用規約違反だとして
即刻ブログを強制的に削除するよう頼むつもりだ。
評価するぞ管理人!
でも木嶋はとっとと死ね!!!
被害者よりもっと苦しんで死ね!!!
ブログ読ませて頂きました。開設おめでとうございます。内容の正誤はひとまず置いておいて、心情を吐露していただき誠にありがとうございます。
現在世の中では、若干30歳の理化学研究所小保方晴子博士が体細胞から万能細胞 STAP Cell を創出し、再生医療に役立つものと期待され、ノーベル賞に値するものではないかと賞賛する記事が流れています。佳苗様もお読みになりましたか?
どうやら捏造疑惑が持たれているんですよ。
論文に記載された手法では再現性がみられず、実験データも切り貼りと思われ、文章はコピペであり、その引用先も明示されていません。
なのに彼女には多くの男性が夢中になり、最大の庇護が与えられ、業績の少なさにも関わらずポストも得られています。
どうなのでしょう?質問させていただいていいですか?
小保方晴子さんには貴方のように女性慣れしていない一般男性を籠絡する魅力があるのでしょうか?それは貴方のように幼少時代に育った恵まれた文化的背景がもたらすものなのでしょうか?
STAP細胞については調べてみてください(状況が刻々変化しているため)。
木嶋さんは、直接手を下して殺したわけではないから、罪の意識がないんでしょうね
ダメ元で書きます。
木嶋さん、あなたねぇ、人の命をなんだと思ってるんですか
人は皆幸せになる為に産まれてきました。
人それぞれの人生があり、生涯を終えるまで人は皆生きていきます。
だけど、あなたは皆さんの命を自ら奪ったんですよ。
関係ないあなたが、関係ない人の命を奪うなんて
そんな自分勝手な事が許される訳がありません。
ちゃんと、罰を受けて下さい。罪を償うべきですよ。
あなたが逮捕された時私はまだ独身でした。
私は、細かったし貴女より容姿も良かった。
木嶋さんのような女でも男にモテるんだから私なんかなら
絶対大丈夫だと、自信がついた記憶がありますw
勘違いしてるよ。
裁判員裁判に問題があろうとも、結局高裁最高裁でも死刑判決出るのだから問題なくね?
吊り下げ実施までの残時間少なし。よって、根を詰めて書くべし。
わかったかな、ぶたさん。
あなたが悪いことをしたんだから。
不愉快極まりない。厚顔無恥。鬼畜。犬畜生。虚偽で固められた人生。
生きていて恥ずかしくは無いのか?
阿保だから感じないだけか?
あなたの文章から滲み出る人格が
読者には、悪いイメージで伝わっているのではないかな。私はあなたの事件の事も、被害者の事も過ぎた事で興味が無いですが…
ブログを読んで「なんだこの人は(怪訝)」
と言う印象を持ちました。
あなたの本当の人格に興味があります
ブログ更新楽しみにしています