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爆笑問題・田中、直接的な表現しかない最近の曲に苦言「幼稚な歌詞ばかり」
2014.02.26 (Wed)
2014年02月25日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週水 25:00 - 27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二(以下、田中)が、最近の楽曲が、直接的な表現でしかなく、幼稚な歌詞ばかりになっていることについて苦言を呈していた。
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田中:「時代の違い」で済ませてはダメだと思うんだけどね。この間も、トシ(田原俊彦)ちゃんと(藤森)慎吾(オリエンタルラジオ)とかとカラオケに行って、慎吾が、今どきの曲を歌ったんですけども。
太田光(以下、太田):うん。
田中:「この歌詞みてくださいよ、この歌詞良いんですよ」って言って。
太田:チャラ男がな。
田中:チャラ男が歌って。別に歌はチャラい歌じゃないんですけどね、今どきの若い人の歌なんだけど。正直、本当に中高生が書くような感じの。全員が書けるような歌詞にしか、俺は思えないんだよ。
太田:ひねりも何もない。
田中:これ(その内容)を詩にしろ、と。
太田:それはブログだろ、と。
田中:そうそう。それを歌詞にしてください、と。その気持ちを何かにたとえるなりして、詩にして、と。それが詩でしょ、と。
太田:うん。
田中:たとえば、キャッチコピーもそうじゃない?CMで何かを売るにしたって。「これ超美味しいから、食べてね」って言ったんじゃ、CMとしては成り立たない。それを何かで表現するわけじゃん。でも、全部そう(直接的な表現)なのよ。
太田:うん。
田中:たとえば、「君が好き、誰よりも大切」みたいなね。「毎日、君のことで頭がいっぱいだよ」みたいな、詩なワケ。まだ、アイドルとかで、そういう歌を歌うんなら良いのかも知れないけどね。
太田:昔、本当にダサいヤツが恋人に歌って、ドン引きされるパターンだな(笑)
田中:本当に、そんな感じ。そのくらいのレベルなんだよ。要するに、幼稚な歌詞なんだよ。
太田:うん。
田中:俺らって、テレビが各家庭にに1つしかなかったからだと思うんだけど、大人のモノとか、大人のドラマとか歌とか、そんなのを子供の頃から聴いてたじゃん。
太田:耳年増だよね。
田中:耳年増に、ある程度なるんですよ。背伸びもするし。だけど、今は子供は子供だけのモノばかり観れるじゃない?
太田:うん。
田中:だから、成長が遅いんですよ。そういうものに対して。
太田:それで慎吾に怒ったの?
田中:俺とトシちゃんで、「こんな詩はダメだよ」って話になったわけですよ。
太田:『NINJIN娘』歌ってたクセに(笑)
田中:アイドルは良いんだよ(笑)でも、アイドルだって松田聖子とかを観ても、違ったじゃん。
太田:アイドルといっても、工夫があるもんね。
田中:『NINJIN娘』も、日焼けした女の子のことを表してるからね。…今は、本当にストレートなの。ドラマのセリフもそうじゃん、どっちかっていうと。
太田:そうだね。なんだろうな、アレ。
田中:ドラマのセリフも、本当にベタなセリフ。そうじゃないと伝わらないんだろうね。そして、そういうのが共感を得られる時代なんですよ。
太田:簡単なね。
田中:そうじゃないと、分かってくれないみたいな。
太田:比喩とか、伝わりづらい時代なのかね。
田中:「壁際に寝返りうって、背中で聞いている」って詩は、状況とその感じが上手いこと伝わるじゃん。
太田:うん。
田中:明らかに違いがあるよね。それが良い/悪いっていうのは別だよ?主観だから。
太田:詩はどうでも良くなってるんでしょうね。メロディとか、そういうのを重視してるんでしょう。
田中:でも、詩で共感を得てるんですよ、今の子たちは。「この詩、超泣けるね、分かる~」とか。
太田:等身大だからね。
田中:それが一番良いって、「ラブストーリーはこのミュージシャン」みたいになっちゃうわけですよ。でも、その詩は、ストレートな詩だったりするんですよ。
太田:でも、ドリカムとかミスチルとか、若い子が音楽でも、そういうのがあるわけじゃん。
田中:ドリカムとかミスチルも、若い子は、ちょっと上の人の曲ってなってるからね。桜井くんの歌詞って、スゲェ考えられてて、良い詩もいっぱいあるけど。でも、それは30代以上ですよ。10代、20代は違うんですよね。
太田:心で歌って欲しいと思うんだよね。
田中:心で歌ってると思うんだよ。その心が、「メールがこないよ」みたいな。
太田:「迷惑メールしかこないんだ」みたいな(笑)
田中:その歌、面白いけどね(笑)…いくら俺が言っても、「ジジイが何言ってんだ。時代が違うんだ」ってなるのがオチですよ。
太田:石原慎太郎みたいなもんですよ。
田中:老害とか言われちゃうんですよ、そのうち。
太田:暴走老人(笑)
田中:そう言われちゃうんだけど、多分、原因は、細分化された(子供向けのコンテンツばかりを観て/聴いて育った)せいだと思うんですよ。俺らは、演歌聴かされて育ったわけですから。
太田:まぁ、そうだね。
田中:今はまず聴くことがないからね。それが良い/悪いとはいえないけどね。その感じで育ってきたからだと思うんだよね。
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直接的な表現ばかりの歌詞
田中:「時代の違い」で済ませてはダメだと思うんだけどね。この間も、トシ(田原俊彦)ちゃんと(藤森)慎吾(オリエンタルラジオ)とかとカラオケに行って、慎吾が、今どきの曲を歌ったんですけども。
太田光(以下、太田):うん。
田中:「この歌詞みてくださいよ、この歌詞良いんですよ」って言って。
太田:チャラ男がな。
田中:チャラ男が歌って。別に歌はチャラい歌じゃないんですけどね、今どきの若い人の歌なんだけど。正直、本当に中高生が書くような感じの。全員が書けるような歌詞にしか、俺は思えないんだよ。
太田:ひねりも何もない。
田中:これ(その内容)を詩にしろ、と。
太田:それはブログだろ、と。
田中:そうそう。それを歌詞にしてください、と。その気持ちを何かにたとえるなりして、詩にして、と。それが詩でしょ、と。
太田:うん。
田中:たとえば、キャッチコピーもそうじゃない?CMで何かを売るにしたって。「これ超美味しいから、食べてね」って言ったんじゃ、CMとしては成り立たない。それを何かで表現するわけじゃん。でも、全部そう(直接的な表現)なのよ。
太田:うん。
田中:たとえば、「君が好き、誰よりも大切」みたいなね。「毎日、君のことで頭がいっぱいだよ」みたいな、詩なワケ。まだ、アイドルとかで、そういう歌を歌うんなら良いのかも知れないけどね。
太田:昔、本当にダサいヤツが恋人に歌って、ドン引きされるパターンだな(笑)
田中:本当に、そんな感じ。そのくらいのレベルなんだよ。要するに、幼稚な歌詞なんだよ。
太田:うん。
オトナなモノに触れなくなった昨今
田中:俺らって、テレビが各家庭にに1つしかなかったからだと思うんだけど、大人のモノとか、大人のドラマとか歌とか、そんなのを子供の頃から聴いてたじゃん。
太田:耳年増だよね。
田中:耳年増に、ある程度なるんですよ。背伸びもするし。だけど、今は子供は子供だけのモノばかり観れるじゃない?
太田:うん。
田中:だから、成長が遅いんですよ。そういうものに対して。
太田:それで慎吾に怒ったの?
田中:俺とトシちゃんで、「こんな詩はダメだよ」って話になったわけですよ。
太田:『NINJIN娘』歌ってたクセに(笑)
田中:アイドルは良いんだよ(笑)でも、アイドルだって松田聖子とかを観ても、違ったじゃん。
太田:アイドルといっても、工夫があるもんね。
田中:『NINJIN娘』も、日焼けした女の子のことを表してるからね。…今は、本当にストレートなの。ドラマのセリフもそうじゃん、どっちかっていうと。
太田:そうだね。なんだろうな、アレ。
直接的な表現でしか共感が得られない時代
田中:ドラマのセリフも、本当にベタなセリフ。そうじゃないと伝わらないんだろうね。そして、そういうのが共感を得られる時代なんですよ。
太田:簡単なね。
田中:そうじゃないと、分かってくれないみたいな。
太田:比喩とか、伝わりづらい時代なのかね。
田中:「壁際に寝返りうって、背中で聞いている」って詩は、状況とその感じが上手いこと伝わるじゃん。
太田:うん。
田中:明らかに違いがあるよね。それが良い/悪いっていうのは別だよ?主観だから。
太田:詩はどうでも良くなってるんでしょうね。メロディとか、そういうのを重視してるんでしょう。
田中:でも、詩で共感を得てるんですよ、今の子たちは。「この詩、超泣けるね、分かる~」とか。
太田:等身大だからね。
田中:それが一番良いって、「ラブストーリーはこのミュージシャン」みたいになっちゃうわけですよ。でも、その詩は、ストレートな詩だったりするんですよ。
太田:でも、ドリカムとかミスチルとか、若い子が音楽でも、そういうのがあるわけじゃん。
田中:ドリカムとかミスチルも、若い子は、ちょっと上の人の曲ってなってるからね。桜井くんの歌詞って、スゲェ考えられてて、良い詩もいっぱいあるけど。でも、それは30代以上ですよ。10代、20代は違うんですよね。
太田:心で歌って欲しいと思うんだよね。
田中:心で歌ってると思うんだよ。その心が、「メールがこないよ」みたいな。
太田:「迷惑メールしかこないんだ」みたいな(笑)
田中:その歌、面白いけどね(笑)…いくら俺が言っても、「ジジイが何言ってんだ。時代が違うんだ」ってなるのがオチですよ。
太田:石原慎太郎みたいなもんですよ。
田中:老害とか言われちゃうんですよ、そのうち。
太田:暴走老人(笑)
田中:そう言われちゃうんだけど、多分、原因は、細分化された(子供向けのコンテンツばかりを観て/聴いて育った)せいだと思うんですよ。俺らは、演歌聴かされて育ったわけですから。
太田:まぁ、そうだね。
田中:今はまず聴くことがないからね。それが良い/悪いとはいえないけどね。その感じで育ってきたからだと思うんだよね。
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