最終更新: 2014/02/28 09:41

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「PM2.5」 大阪・福島・新潟・富山など各地で注意喚起情報

大気汚染物質「PM2.5」が26日、日本の広い範囲で、高い濃度で観測され、大阪など列島各地で、注意喚起情報が出された。
ばたばたと対応に追われているのは、大阪府の職員たち。
ぜんそくや気管支炎などの呼吸器系疾患の影響が懸念される、PM2.5。
大阪府では26日、午前5時から正午にかけてのPM2.5の平均濃度が、国の基準を超える、90.4マイクログラム(μg)を観測した。
外出や激しい運動を減らしたり、屋内でも換気を最小限に抑えるなどの注意喚起が、初めて出された。
大阪では、「ずっと空気清浄機をつけてます、部屋では」などの声が聞かれた。
ほかにも、福島・新潟・富山などでも、初の注意喚起が出され、列島の広い範囲にPM2.5が飛来した。
新潟では、「まさか新潟まで、こんなに来ているとは思いませんでした」との声が聞かれた。
初めて注意喚起が出された香川県の幼稚園では、子どもたちが室内で遊んでいた。
亀阜幼稚園の吉田善政園長は「恐ろしい時代が来たなと思っています。特に、小さい子どもですから、体調を損ねやすいですから。そこを配慮するのが、幼稚園として当然かと思っています」と話した。
これだけPM2.5の濃度が高くなった主な原因は、中国での深刻な大気汚染。
北京市内のメーンストリート・長安街は、数百メートル先のビルも見通せないほどだった。
北京では、「のどが痛い、苦しい。きょうは頭まで痛い。わたしたちは毎日、こんな環境で生活しているの」との声が聞かれた。
中国では25日、日本の環境基準の10倍以上のPM2.5を観測した。
それが偏西風に乗って、日本の広い範囲に拡大した。
しかし、厄介なのは、PM2.5だけではない。
千葉市の公園では、先週から一転、気温が上がったことで、スギの木からは、今にも花粉が飛び出しそうな状態となっている。
3月にはピークを迎える、花粉。
花粉に、PM2.5がつくと、その症状が悪化するといわれている。
赤坂山王クリニックの梅田悦生院長は「PM2.5が花粉につくと、花粉を壊すんですね。壊れたまま飛んできて、体の中に入ると、スギの花粉の悪い要素が、すぐに体に入ってきてしまう。症状が激しくなるのではと思っています」と話した。
2014年は、例年以上に、マスクや眼鏡など、十分な対策が必要となる。

(02/26 18:46)


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