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【大リーグ】

和田、調整途上の1イニング2/3、3失点 初紅白戦で2被弾

2014年2月28日 紙面から

 マイナー契約からのメジャー昇格を目指すカブスの和田毅投手(33)が26日、今キャンプ初めて紅白戦で登板した。最初の回は3三振を奪ったが、2イニング目にソロ本塁打2本を浴びるなど1イニング2/3で3失点。時事電などによると、結果を残せず「無得点に抑えたかったが、全くできなかった」と猛省した。

 昨年8月31日以来となる実戦マウンドで課題が明確になった。ジャスティン・ルジアーノ外野手(31)とウェリントン・カスティーヨ捕手(26)に左翼席へ運ばれたのは、ともに高めに浮いたツーシーム。低めに制球できず、「全くの棒球」と首を振った。

 課題は制球だけではない。一発を浴びた2人はともに右打者。和田が昨季オリオールズ傘下3Aノーフォークで浴びた9本塁打のうち、8本が右打者からだった。この日も7人の右打者に対し、ソロ2発を含む3安打2四球と苦戦。「全然駄目ですね。力不足」と唇をかんだ。

 最初の回では、打者のタイミングを外す“らしい”投球術を発揮。昨季23本塁打のアンソニー・リゾ一塁手(24)らから3三振をマークするなど見せ場もあったが、「まだまだです」。ヤンキースとの田中将争奪戦に敗れ、カブスの先発陣は手薄なまま。和田が割って入るチャンスはある。「やるしかない。それだけ」。開幕メジャーへ向け、ここからが復活を期す左腕の勝負どころとなる。

 

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