スマートフォンアプリ「KYOTO Trip+」の実証運用開始について
~利用者の設定にフィットした京都の観光防災情報を多言語で提供~
京都府と京都市では、府市協調により推進している観光分野でのおもてなしの一環として、国内外から来られる観光客や府内在住の方々に、利用者の設定に応じた京都全域の観光情報や防災情報を多言語で提供するスマートフォンアプリ「KYOTO Trip+」(きょうとトリッププラス)を開発し、2月21日金曜日から実証運用を下記のとおり開始しますので、お知らせします。なお、本事業は、府市が総務省の「地域経営型包括支援クラウドモデル構築事業」開発実証団体の選定を受けて実施しています。
1アプリの主要機能
観光情報の提供
- 京都府内の観光スポット、イベント、ホテル、ショッピングスポット、飲食店情報などを提供
- 関心がある地域や分野などを設定することで、ユーザーに応じたお勧め情報をトップ画面で表示
防災情報の通知
- 京都府内に発令された気象警報、特別警報、避難情報などをプッシュ通知で迅速にお知らせ
- 地域、レベル、プッシュ通知の有無などを設定することで、個々のユーザーのニーズにあった防災情報を配信
乗換情報の提供
- 京都市が開発した「歩くまち京都アプリ「バス・鉄道の達人」」の乗換検索機能を用い、出発地から目的地までのバス・鉄道による最適な移動経路と到着時間を表示
情報共有機能
- 観光施設などの情報を、TwitterやFacebookに投稿し共有
多言語対応
- 日本語、英語、簡体・繁体中国語及び韓国語の5言語で情報を提供
(一部の情報については、日本語又は日本語と英語のみ)
2実証運用開始日
平成26年2月21日金曜日
3利用料
無料(ただし、通信費は利用者負担)
4利用可能なスマートフォン等のOSと利用方法
iOS 6.0以降、Android 4.0以降
iPhoneなどのiOS端末はiTunes App Store(外部リンク)で、Android端末はGoogle Play(外部リンク)でインストールしてください。


5観光データに関するオープンデータ実証について
- アプリで提供する観光情報は、京都府、京都市、京都文化交流コンベンションビューロー、京都府観光連盟、京都市観光協会などの自治体や公的機関がホームページ等で発信している観光スポット等の情報を集約し、データベース化したものから提供しています。
- 今回の実証では、この観光情報データベースを活用したオープンデータ化に向けた実証も行います。
- 社寺や観光スポットの名称、住所、電話番号、料金、緯度経度データなどの情報を、コンピュータでの処理が容易で二次利用しやすい形式で提供する実験を行い、今後、行政が観光分野におけるオープンデータ化を推進する上での課題や、期待される新産業・新サービスの創出効果などを検証することとしています。
6今後の実装を予定しているアプリの機能
- ユーザーが災害の現地情報をアプリから投稿し、府民の方々と行政が防災情報を共有することができる機能を、今後のアップデート時に実装する予定です。
7画面イメージ
画面イメージはiOS版のものであり、Android版とは若干異なります。

※本事業は、平成24年度
京都府庁内ベンチャー事業の研究「防災を考慮した次世代の戦略的情報発信~日常情報から災害情報まで、府民・観光客への“到達率”をアップする~」から発展したものです。
研究者(平成24年度当時):
京都府政策企画部情報政策課 井原久美子
京都府府民生活部消防安全課 古橋勝也
京都府知事直轄組織広報課 塩見拓朗
京都府府民生活部防災・原子力安全課 三宅英知、本永喜彦
京都大学大学院 工学研究科/安寧の都市ユニット 特定准教授 小山真紀
京都第一赤十字病院 地域医療連携課/社会課長 上門充
西日本電信電話株式会社 大阪支店 担当課長 瀧口康司
面白法人カヤック ディレクター 藤原秀樹、綿引啓太