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サイバー攻撃「やりとり型」急増
2月28日 4時51分

サイバー攻撃「やりとり型」急増
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政府機関や企業にウイルスに感染するメールを送りつけるサイバー攻撃のなかで、メールをやり取りするなかで突然、攻撃に転じる「やりとり型」と呼ばれる手口が急増していることが分かり、警察庁は、対策を取るよう呼びかけています。

警察庁のまとめによりますと、去年1年間に政府機関や企業にウイルスに感染するメールを送りつけて機密情報を盗み取ろうとする、「サイバー攻撃」は492件確認されました。
メールを自然にやり取りするなかで突然、攻撃に転じる手口は、「やりとり型」と呼ばれ、おととしは2件しかありませんでしたが、去年は37件と急増しました。
無差別にメールを送りつけるのではなく、標的を絞ったうえで時間をかけて、機密情報を盗み取ろうとする攻撃が増える傾向にあります。
また、ことしに入って、年始のあいさつなどを装ってメールを送り、添付の動画を再生させてウイルスに感染させる手口が初めて確認されたほか、2020年の東京オリンピックとパラリンピックの情報提供と称して外部のサイトに接続させて感染させる手口も最近になって確認されたということです。警察庁は企業の採用担当や商品の問い合わせ先など不特定多数の人からのメールを受信するコンピューターは、組織のネットワークから隔離するなど「サイバー攻撃」への対策を取るよう呼びかけています。

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