中国外為当局、元安の国内銀行・企業への影響調査=銀行筋
ロイター 2月28日(金)0時48分配信
[北京 27日 ロイター] -中国国家外為管理局(SAFE)は、最近の人民元急落を受けて、国内の銀行や企業の外為取引に及ぼす影響について調査に着手した。銀行筋が27日、明らかにした。
為替予約の決済額やデフォルト(債務不履行)もしくは返済延期件数の変動に加え、スワップやオプションに関する情報も求めているという。
ある銀行筋は「SAFEはまた、元安が銀行の法人・個人顧客に与える影響や顧客がどのような対策を講じているのかについて、銀行に聞き取りを行っている」と述べた。
調査の対象は、広東省や上海など一部地域の銀行が中心だという。
人民元は1月半ば以降、対ドルで約1.4%下落している。市場関係者によると、大手国有銀行が中国人民銀行(中央銀行)の指示で元売りを行っており、人民銀が元安方向に誘導していると見られている。
最終更新:2月28日(金)0時48分
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