まさのひとりごと

主に日本経済を中心に語っていきます。


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ある人のブログを見ていると『保守とはメンテナンスをする』ことらしく、『改革や革命は左翼がする』ことらしいです。


その人は有償円借款を律儀に返済している中国と韓国を毎日ネットで叩きに叩きまくります。中国や韓国はグローバル化を利用して、日本の労働者との競争を有利に進めています。確かに叩きたくなります。なぜ、日本でも製造可能な資本財や消費財をわざわざ『安い』という理由で中国や韓国から輸入しなければならないのでしょうか。


しかし、不思議なことに、その人は米国を全く叩かないのです。


日本政府は過去20年ほどで為替介入で83兆円もドル買いを行いました。石油は基本的にドルで買うしかありませんし、日本は輸出製造業が強い発言権がありますので、為替介入は仕方ないのかも知れません。

さらに、米軍基地を維持するために思いやり予算と基地周辺対策費を毎年支払っています。

そして、日米構造協議や年次改革要望書米国は一貫して『閉鎖的な日本経済の構造を変えろ!』と要求してきました。金融ビッグバンや構造改革でかなり自由化を進めましたが日本国民の多くは貧乏になりました。

さらにTPPを持ち出しさらなる構造改革を求めてきているようです。


『保守はメンテナンスをすること』と言いながら『日本の国体を変える圧力をかける相手』を一切叩かないのはなぜでしょうか。


個人的には産油国から石油を買う時はリスク回避の通貨とされる円で取引出来ない理由がよく分かりませんし、為替介入で投入した80兆円や毎年の思いやり予算と基地周辺対策費を防衛予算に回し、国内製造業に防衛兵器を発注したり、自衛隊を強化した方が日本国民や日本企業に仕事が沢山行き渡り、さらに自主防衛力をつけることが出来たのではないでしょうか。


自主防衛力を持てば簡単に国体を破壊されずに済んだと思います。

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