木津川のUR学研本部土地、イオンモールなど落札 商業施設に
関西文化学術研究都市相楽地区の京都府木津川市相楽台にある、都市再生機構(UR)関西学研都市事業本部の土地と隣接する空き地の計約3・2ヘクタールを、ショッピングセンター開発・運営のイオンモール(千葉市)、大和ハウス工業(大阪市)、近鉄不動産(同)の共同企業体が取得することが21日、分かった。商業関連施設を想定しているという。
URが21日に行った入札で、58億8800万円で落札された。
URのニュータウン事業は3月末で完了する。学研本部の建物は、業務を終えた後、来年8月下旬までに撤去する。売却地は相楽台1丁目の同本部とその西側の2区画。入札は総合評価方式で、複数社が参加した。
イオンモール広報部は「商業関連施設としての活用を想定している。着工時期など具体的な計画は未定」とする。隣接するショッピングセンターイオンモール高の原は、引き続き営業する方針。
今回の落札について、木津川市学研企画課は「学研都市のセンターゾーンとして、にぎわいのあるまちづくりを進めてほしい」としている。
UR学研本部は近鉄高の原駅近くに立地。市都市計画審議会が昨年11月、高さ規制のない商業地域だった周辺一帯に、建物用途や高さを制限する地区計画を策定し、売却先が注目されていた。
【 2014年02月22日 08時47分 】