天誅〜闇の仕置人〜

金曜よる7:57

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一之瀬大和役 竹財輝之助さんインタビューです!

刑事 一之瀬大和役 竹財輝之助さん インタビュー
ゴールデン帯フジテレビ連ドラレギュラー出演は初!小野ゆり子演じる女忍者サナと恋に落ちる刑事・一之瀬を好演中の竹財輝之助さん!第6話(2月28日放送)でサナとの恋に進展があるかも!?今週も一之瀬から目が離せない!!

竹財輝之助 
プロフィール
1980年4月7日生まれ 熊本県出身 33歳 身長181センチ 
2004年『仮面ライダー剣』(テレビ朝日)で俳優デビュー。2007年映画「未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜」で数千人のオーディションを突破し松下奈緒の相手役に選ばれる。『天誅〜闇の仕置人〜』の後は4月から舞台「OLei!!」に出演予定。

Qドラマのオファーがあったときは?
「ゴールデン帯でフジテレビレギュラーは初なので、お話を聞いたときからワクワクしていました。単発出演が多かったりするので、今回のようなレギュラー出演だと人間の細かい部分まで演じられるので楽しいですね。最初に監督とお会いしたときに、“一之瀬は、ゆとり世代で、軽くてやる気のない、いつも面倒くさそうにしている刑事だけど、実は刑事としての熱いものを持っている男。あとは、サナとどうなるかな?”っておっしゃっていて、それで役がつかめました」

Q実際に一之瀬刑事を演じていかがですか?
「現場に入る前、台本を読んだ感じだと、確かにやる気のない刑事でただの面倒くさがりなのかなと思っていたのですが、ストーリーが進むにつれて、大分キャラクターが変わってきました。ちゃんと熱いものを持っている男なんですよ、一之瀬は。メガネは衣装です。いわゆるゆとり世代みたいな感じに見えて、風貌もちょっとヤクザっぽくっていうか、刑事っぽくない感じにするためにかけています」

Q首藤刑事役の嶋田久作さんと一緒のシーンが多いですが?
「久作さん演じる首藤刑事とは、特にシーンやセリフで仲がいいとか、上下関係がしっかりしているとか描かれてはいないんですが、自然に何年かチームを組んできて、首藤刑事が引退する前の最後の弟子って雰囲気が出るように演じています。久作さんは、すごく優しい方で、“芝居でこうしたいとかあれば相談に乗るから”って言ってくださって、すごくありがたいです。僕と久作さんの役は、本線と違うところを走っているので、ちょっと先が見えないところもあって、すこし余裕をもってわざと曖昧な演技していたりしますね」

Qサナを演じる小野ゆり子さんの印象は?

「最初から僕の見た小野さんは女忍者でしたね(笑)。実は空き時間とかもそんなにしゃべっていないんです。元々の僕の小野さんに対するイメージは、ほんわりした森ガール的な方かなと思っていたのですが、現場ではサナになりきっていて、言葉もサナみたいにたどたどしかったりするし…、すごく役に入るタイプなんでしょうね。忍者ですよ(笑)」

Qサナと格闘するシーンがありましたが?
「僕とサナと千葉が揃うとなぜか天候が荒れるんですよね〜。サナとの格闘シーンの一つが千葉だったのですが、大雪が降って、何度か出直しました。僕は晴れ男なんですけど、小野さんが雨女なのかなあ?(笑)武術は、空手は経験あるんですが、柔道は高校でやっただけなので心配でしたが、映像ではなんとかなってましたね(笑)」

Qサナとお互いキュンとするシーンがありましたが?
「どうしましょうかね(笑)。あのシーンの衣装に関しては、“竹財さんどちらがいいですか”って小野さんから相談がありました」

Q泉ピン子さんとの共演はいかがですか?

「ピン子さんとのシーンは少なかったんですが、そのままの方ですね。ただアドリブがすごすぎてついていくのに必死でした。ですからそんなにはまだお話できてないんです。せっかくなのでもっとお話ししたかったですね」

Q今回のドラマ出演で反響は?

「23歳のときにデビューしてもう10年になりますが、僕は以前から、役になっている姿と違うみたいで実はあまり気付かれないですね(笑)。今回も特に感じてないですよ〜。メガネかけたりすると印象が違うのかな?」

Qお休みの日は何をしていますか?
「DVD見たり、読書したりしてますね。基本的に暖かくならないと外に出ないタイプです(笑)。春になると野球、ゴルフ、サッカー、そして乗馬ですね。九十九里にある乗馬クラブでは海沿いを走れるんです。これは気持ちいいですよ。乗馬って芝居と似ているとことがあって、馬と呼吸を合わせないとうまく走ってくれないんですよ。僕は熊本の山の中で育って小さいころの遊び場は山だったので、自然の中に入ると落ち着きます」

Q最後に視聴者の方にメッセージを!

「一之瀬は徐々にサナと近づいています。ちょっとずつ芝居を変えてサナとの距離感を変えていきたいと思っていますので、そこを注目していただきたいです! あと、ようやく仕置人の人たちに久作さん演じる首藤刑事と一之瀬が会うことになります! 最終話はすごいことになりそうですよ!(Q24年前の事件の真相は?)僕はサナ側から関わっていきますが…久作さんは…どうなるでしょうか? ぜひ、お楽しみに」

東条ミツ子役 三ツ矢雄二さんインタビューです!

おネエのスナックママ 東条ミツ子役 三ツ矢雄二さんインタビュー

Q今回のドラマ出演のオファーが来た時いかがでしたか?

「59歳で連ドラの話が来るなんで夢にも思いませんでした(笑)。30年くらい前に『翔んだパープリン』(フジテレビ系1981年)という連ドラをやって、それからはずっと声優の仕事をしていたので、想像もしていなかったんですね。正に青天の霹靂って感じです。えっドラマって感じ(笑)。しかも特殊な役なので、演じるにも勇気がいったんですが、これも一つの転機だなと思いお引き受けしました。59歳になって、自分の“人生の着陸点”を見つけなきゃないけないなと思っていた矢先に、“人生の滑走路”をもらった気がして…、そこから飛躍していけるかもしれないなという気持ちが芽生えてきています。人生捨てたもんじゃないよと皆さんに伝えたいですね。何があるのかわからないのが人生ですね」

Q実際に俳優として演じられていかがですか?
「連ドラに出るということはセリフを覚えるということなんですよね〜。僕は声優ですから、いつも台本を読んで表現しているので、脳の回路が最初はうまく働かなくて覚えられなかったんですが、やっと、最近頭に入るようになってきました。あと、ドラマって画に合わせて間が決まっている声優の仕事と違って、自分の間で芝居ができるんですよね。今回、生のやりとりがどういうものかをあらためて教えていただいています。声優業界は長くいるので、慣れてしまっている自分がいますが、今回久しぶりに連ドラをやってまだまだ僕に“伸びしろ”があるのではと自覚できたんです(笑)! これが一番大きな発見ですね!」

Qおネエのママ・東条ミツ子という役はいかがですか?
「舞台では女装したことはあるんですがテレビはまれなので、見ている方にどのように捉えられるのかな? って思いますね。美しいとは思われないでしょうが、面白いとかユニークさが見ている方に伝わればいいかな。ミツ子は個性の強い役なので、スナックでは女装で、仕置人の時はメガネを掛けて男装でと切り替えがはっきりしているので、見ている方にギャップみたいなものを楽しんでいただきたいです。あと、ミツ子は七色の声を使って相手をだまして、おびき寄せたりするポジショニングですが、そこは声優ですので、4話ではやくざの声、5話ではおばあちゃんの声といろいろ演じさせていただいています。その辺りも見ていただいて、声優としての仕事の奥深さも伝わればいいかなと思いますね」

Q第2話でミツ子の生き方が描かれていましたが?
「ミツ子は一家の主として幸せな家庭を持っていたのに、自分の本当の気持ちを偽ることができず二丁目で働き出して…、スナックを開くんですが、こういう風にゲイを描くことって日本の作品だとあまりないことだと思うんです。どこかアクセントや笑いの対象になることが多いんですが、2話でしっかりとミツ子の過去を描いて下さったので、僕自身で追体験することができて、今は、普段は男の格好をして、女装はお店での仕事の時だけっていうミツ子のスタイルをしっかりと理解して、演じることができています。メリハリを楽しみながら演じています」

Q女装は大変ですか?
「実はドレスだったり、コスチュームを着ることですごく役になりきれている自分がいるなって感じています。全く無理していないんです(笑)。この後占い師になったり、おばあちゃんになったりするんですが、その時も衣装を着ることで自然になれるので…、僕って形から入る人間だったんだと初めて気が付いて(笑)、姿かたちは大切だと痛感していますね。ドレスは僕にしてみれば着ぐるみ的なところがあるんですが、ミツ子はミツ子なりに50代で頑張って女装しているみたいな、滑稽さの中にもちょっとした哀愁が漂うといいなと思っています。衣装さんが毎回努力してくださっていて、すごくミツ子らしいセンスになっています。でも、とにかくハイヒールが厳しいです。女性はどうしてあんなものを履くんだろう? 本番しか履けないですね。でも最終回までには楽に履けるようになりたいです」

Qサナ役の小野ゆり子さんはいかがですか?
「フレッシュで、素直でいいものをたくさん持っていると思う。このドラマをきかっけに彼女の引き出しが増えていけばいいかなって思います。スッと場になじんでくる人ですね。すごく期待しています。(Q小野さんがミツ子さんに癒やされるそうです)そうそう、癒やし系なんですねきっと(笑)。女装した“ゆるキャラ”って感じ(笑)。僕は僕なりにほっこりした雰囲気でいけたらなと思ってますね」

Q泉ピン子さんとの共演は初ですか?
「そうなんです。ピン子さんとは初めての共演ですが、すごく助けられています。優しい方ですね。あと、すごく全体を締めてくれます。ピン子さんのすごいところは集中力っていうか、瞬発力ですよね。勉強になります。役者としてすごい人なんだなあと目の当たりにしています。ピン子さんが打ってきたら響かないといけないし、こちらが打っても受け止めてくれますし、すごい力をお持ちの方だと思います。ものすごく刺激になりますね」

Q仕置人仲間の京本さん、柳沢さんについては?
「京本さんはロケで一度、立ち回りを見せていただいたのですが、カッコイイ! 決まる! ビシバシ決まる! 胸がすくって感じですね。また見たいなと思うくらい、見入ってしまって…すごくすてきです。慎吾ちゃんは現場のムードメーカーで、控室でもずっと皆のテンションをアップさせてくれるっていうか、彼がいると本当に場が和みますね。人柄が画面からにじみ出ていると思います。今度の役は少し裏がある役ですが、それも的確に演じていらっしゃって、そういう意味では新しい柳沢さんを間近で見られて幸せですね」

Q視聴者の方にメッセージを!!
「ドラマのテーマが、社会的に今すごく問題になっている題材、特に一般の方が理不尽に思っていることを取り上げているので、仕置人が悪者をやっつけることで、見ている方もスカッとしながら“天誅”を楽しんでいただけると思います」

八巻辰役 柳沢慎吾さんインタビューです!

宅配弁当配達員 八巻辰役 柳沢慎吾さんインタビュー

Qドラマ出演の話が来た時の印象は?
「『天誅』って最初は読めなかった(笑)。ピン子さんも読めなかったって。時代劇なのかなって思いました。兄弟(京本さん)が出演することが決まっていたのは知っていたので、“頑張ってね”って言ってたんですよ。そうしたら僕にも話が来て、共演することになって面白いから、すぐに兄弟には言いませんでした(笑)」

Q兄弟と呼び合う京本さんとの共演ってすごいですよね。
「兄弟(京本さん)とは他局のバラエティでも今コンビなので、この間は、一日中一緒にロケして、次の日ドラマで千葉に行って、夜は『ペケポン』に出演ってずっと一緒でしたね(笑)。兄弟(京本さん)は、こういう『天誅』のようなお話が大好きだからすっごく喜んでいます。幸せだって。力入っているよね〜。バラエティでコンビ組んで、ドラマでもコンビって皆さんには、すごいって言われます(笑)」

Q現場の雰囲気はいかがですか?

「いいですね〜。みんなで話し合って動いていますね。監督や兄弟とどんどん意見を出し合って、変わっていってます。こういう作品はこれまで時代劇にはあっても、現代劇ではあまりなかったじゃないですか?見ていてスカッとする作品はいいと思います。これから徐々に僕も登場しますよ〜!この番組を金曜夜8時という時間帯で、放送できたことに感謝ですよね。メンバーも最高ですし!ピン子さん中心にいい作品を作っていこうという、スタッフとか共演者の意気込みが分かります。あと、このドラマの悪役を演じている役者さんが素晴らしいですね。徹底的に悪人を演じてくださるので、それを我々が天誅すると見ている方がスカッとする…。テンポもあってしっかりと大事に撮っているのが映像で分かるって皆さんに言っていただけて、それはすごく嬉しいですね」

Qサナ役の小野ゆり子さんはいかがですか?
「アクションもいいし、小野ゆり子さんはサナにピッタリだよね。小野さんはまだ何にも染まっていない役者さんだから、女忍者・サナを演じると本当にピッタリです!初めてお会いしましたが、素敵な女優さんですね。顔つきも意気込みも違うし、この現場は彼女にとってどれだけ気合が入っているかどうかわかるよね。この間『ぶらぶらサタデー』と言う番組に出演して彼女と一緒にお散歩したんですけど、素の小野さんはサナとは全然違うかわいらしい人でした。その違いにもビックリです」

Q第3話(2月7日放送)で八巻が本格的に仲間に加わりましたね。
「3話は、僕の演じる八巻の背景が明らかになる回でした。元空き巣犯の前科を持ちながら、虐待を受けていた女の子と知り合って助けようとするんですが、色々なシーンがありましたね。僕が試しに色々なことにチャレンジすると監督がOK出してくれちゃうんですよ(笑)。“ガッツ”とか…。“ゲッツ”じゃないよ“ガッツ”(笑)。見てくれたかなあ?女の子が海で“カモメがいない”って言うシーンなんですが、いいシーンでね。そこで僕が、竹トンボを取り出して、女の子に飛ばして見せるんですが、そこで“カモメが翔んだ日”をつい歌っちゃいまして、なんとすんなりこれもOK出ちゃいましたね(笑)。いいのかなあって思いました(笑)」

Q前科の過去がある八巻を演じる難しさは?
「普段は明るく振る舞っている八巻ですが、ふとした瞬間とか、仲間に冗談を言って強がって一人になって車のドアをバンと閉めた瞬間の表情とか、“ギャップ”ですよね。つらい過去を持っている八巻のシリアスなところと緩いところのメリハリを見ていただきたいです。4話(2月14日)のシーンでは、ピッキングして少女たちを救うんですけど、マスクをしているので、目で演技するんです。目だけの演技は大変なんですよ」

Qバラエティとドラマはどちらが好き?
「うーん。どちらが好きってないなあ。どっちも好きだね。バラエティでしゃべっている自分も好きだけど、芝居している自分も好きなんだよね。もともと僕は『ぎんざNOW』っていう素人番組のチャンピオンで芸能界に入ったんだよね、そのあと『翔んだカップル』や『ふぞろいの林檎たち』で芝居の世界に入って、いろいろやってきたけど、どちらも大切だよね」

Q視聴者の方にメッセージを!

「ロケが非常に多いのですが、スタッフも出演者もみんな頑張っています。1話完結のストーリーですので、決めるところはビシッと決めて、“悪を倒す”ってテーマで頑張っています。現代の悪を成敗していく『天誅』、最高にこれから盛り上がっていくと思います。これを見て、スカッとして“いい夢見ろよ!”ですね(笑)」


松田竜次役 京本政樹さんインタビュー!!

古武術師範 松田竜次役 京本政樹さん
インタビューです!

Q『天誅』出演の話を聞いたときの印象は?
「僕は多分他の方よりこのドラマの話を聞いたのは早かったんです。西浦監督とは『あんみつ姫』(2008年、2009年フジテレビ系)以来お付き合いをしていまして、この企画が持ち上がって僕の名前が挙がった時点で、“京本政樹出動!”という命が下りました(笑)。『あんみつ姫』は僕のこれまでのすべてを入れ込んだ仕事だったんです。西浦監督は非常に研究熱心な方で、僕の見え方とか撮り方とかをいつも考えてくださるので、今回も“出動”と言われてすぐに決まりましたね。決まってからは、ご飯を食べに行ったときとかに、いろいろアイディアをとかを出させていただいています。手作り感のある作品に入れていただいてありがたいです」

Q台本を読まれていかがでしたか?

「ここ20年近く、こういう勧善懲悪な娯楽作品は少なくなっていますよね。昔は他局ですが僕の出演していた『必殺仕事人』とかあるいは『太陽にほえろ』みたいな作品が多かったんです。お家芸お家芸って監督は僕に言うんですが、例えば、このドラマの“天誅”“承知”みたいなシーンは、昔はよく撮っていましたね。いわゆるセリフ芝居ではなく目線芝居っていうんですけど、目で合図するとか目で怒りを表現するとか目でうなずくとか、そこから僕らは芝居の世界に入ったんです。最初のころは重要なセリフがあったわけでもなく、役としては手下の役で、様式美とか、けれん味とか学びましたね。今回のドラマにもそういう要素があるんですよ。天誅のしるしの付け方とかにもね。ピン子さんに“京本君、教えてあげなさい”と言っていただいて、指導させていただいています」

Qサナ役の小野さんについては?

「最初は面識もなかったので、年齢より落ち着いて見えるなと思いましたね。初めてお会いしたのは彼女の殺陣の稽古を見てもらいたいと監督からまた出動命令(笑)があった時。その時はまず、受け身の取り方とか、基礎的なことを伝授させてもらいました。あとは主役ですので、具体論ですよね。鏡をカメラだと思ってパッと振りむいた瞬間の形とか目の運びとかがどうすれば格好良く見えるかとか…。アクション監督の教え方ではないですね、僕の教え方は実践的なので。ですから今回のドラマは監督とプロデューサーと共に作り上げたというか、出演者ですがスタッフの一員のような気持ちでやっています」

Q小野さんのその後の成長はいかがですか?
「最初はぶっちゃけ大丈夫かなというところから始まったんです。アクションも初めてだし、主役も初めてだし、その中で“決めごと”を演じるのは大変な努力だと思います。今24歳ですか?振り返ると僕が24歳の時は、『必殺仕事人』で“組紐屋の竜”を演じていましたが、それより前7年くらいは先輩にどなられながら、下積みを経験した上での役でした。彼女は数週間でそれをやらなくてはならなかったのですから。彼女の努力と監督の作りこみはすごいと思いますね、監督の彼女の生かし方はすごい!サナが格好良くないとこのドラマはだめですからね」

Q撮影現場の雰囲気はいかがですか?
「今日撮影したシーンに、“サナ、天誅”“承知”の場面があったんですが、ピン子さんは非常に実地的なキャッチボールとして小野さんに教えていましたね。“サナ、天誅”って剛速球でピン子さんが言うんです。すごい迫力で。その場合はサナはドンって受け止めた感じで“承知”って言わないとダメなんですよ。その逆もありね。芝居のフットワークみたいなものかな?舞台経験があると生きるんだけど、このキャッチボールをどう受けるのかが重要なんです。そんなことを今、小野さんは一生懸命ピン子さんから教わっています。これってすごいことだと思いますね。僕も昔現場で多くの諸先輩方から色々なことを教わりました。大川橋蔵さんからは、ろうそくの吹き方ひとつから全て教わりましたね。ほおを膨らまさず、フッと吹くと格好いいんですよ。あと、今回は兄弟(柳沢慎吾さん)ともなぜか一緒なんです(笑)。バラエティとかで見せている僕たちのコンビの面白さを生かしたお芝居を見たい人もいると思うんですよね。その期待も裏切らないように、1時間の中に1〜2カ所はそういうシーンを入れてお互いが生きるように演じていきたいですね」

Q古武術師範・松田竜次役について

「剣術を使った古武道という形ではちょっとやっていたことがありますが、古武術介護は今回が初めでです。すごく興味のあることを現場で撮影しながら実際に習っているって感じですね(笑)。派手ではないんですが、すごく理に叶っているんですよね。小さい力で大きなものを動かす感じとか…。(Q衣装もカッコイイですね)実は、衣装は自前なんです。革ジャンもパンツもキラキラの服も、役のイメージに合うものを見つけちゃったんでつい買っちゃいました(笑)。仕置のシーンの時に革ジャンを着るのは、身を守るうえでも実は理に叶っているんですよ。手袋もね。マフラーは実はアイディアの元は中村主水です(笑)。仕置に行くときに、顔を見られたらまずいので、やっぱりマフラーですよね。あったかいし(笑)。(Qアクションもかっこいいです)アクションについては、現場でアイディアを出させていただいてどんどん膨らんでいっている感じですね」

Q番組の見どころメッセージを!
「中高生や主婦の方、みなさんに面白いって言ってもらいたいよね!こういう番組が少しでも面白いって受け入れてもらえるとドラマの“ふり幅”が大きくなると思うんです。映像社会の中には、例えばハリウッドでも作品に“ふり幅”があるじゃないですか。でも最近のドラマはその幅が小さくなってきている…、もし幅が広がって、こういうドラマが好きで役者を目指してくれる人が出てきてくれたら、僕は今、ピン子さんに“本家”って呼んでいただいていますが、なにか、自分が亡くなった大川橋蔵さんや藤田まことさんなどの先輩方から伝授されてきたものを後輩に伝えることができると思うんです」


村田正子役 泉ピン子さんインタビューです!

村田正子役 泉ピン子さん インタビュー
Qフジテレビの連続ドラマはいかがですか?
「66歳のおばあさんですが、最近忙しくなってきてただ眠いです。ドラマのタイトル『天誅』ってみなさん読めるかなあ?それが心配です。小野ゆり子さん演じるサナに私が“サナ、天誅”って言うと、サナが“承知”って答えるんだけどこれがかっこいいんだよね。この間、“天誅”って言葉が出てこなくなっちゃって…頭で考えちゃって“殿中”じゃないしって(笑)。舞台だったら“でんちゅう”って言っちゃっているかも。みんなずい分間が空くなあ?って思っていたと思います(笑)」

Qおせっかいおばあさん、村田正子という役については?
「初めにいただいた台本とはかなり変えました。同じ時間帯の裏番組に、“三匹のおっさん”がいるのでこちらは“三匹の婆”にしようかと(笑)、鷲尾真知子、茅島成美、泉ピン子って負けてないでしょ。白石さん演じる嫁の恭子とも、ものすごいケンカをしています。番組冒頭から“村田正子でございます。お天道様おはようございます”で登場して、朝から嫁とケンカですよ(笑)。嫁には厳しく、孫には甘いのよね。おばさん3人が面白くなるように、天誅が生きるように頑張っています。8時ですから見ていておばさんたちがスカッとしてくれたらいいと思う。子供さんもご飯を食べる時に、“あれ面白いから見ようよ”って思ってくれれば、パワーだと思うんですよ。ドラマって。パワーが引きつけると思うから…。子供さんにも見てもらいたいので、なるべく身近に起きている事件でも、悲惨にならないような解決方法にしていきたいかな」

Qサナ役の小野ゆり子さんはいかがですか?
「ゆり子さんがとっても良くなってきています。サナが言う“承知”のセリフが、格好良くなってきたんですよ! ゆり子さんは最初、線が細くて心配したんですけが、与えられるというのはこういうことなんだなあと思うぐらい今は安心して見ていられますし、彼女は真摯だし、芝居が好きですし、とても楽しみな女優さんですね。アクションのシーンもすごく頑張ってくれていて格好良くなってきてます!私が、初めて主役を演じた時、周りが冷たかったから…、そういうことを思い出して、スタッフも全員サナ中心にやってますから、ゆり子さんにはぜひとも大きな役者になっていってほしいと思います。それが楽しみで、若い女優さんがまた一人、大きく羽ばたいていくのを少しでも手助けできればいいなと思っています」

Q他の共演者の皆さんとはいかがですか?
「京本くんは良く知ってるし、柳沢くんはコマーシャルが一緒だったことがあります。鷲尾ちゃんも茅島ちゃんも気心知れてるし。いかにおばさんの層を引っ張ってこられるか意識しています。“ちょっとあんた見た?ピン子の『天誅』って。なんかあの(笑)どのドラマ毎週面白いじゃないの”と言わせたら勝ちよね。“あの時間になったら嫁が部屋から出ていくのよ”って言わせたいし、嫁姑って永遠のテーマじゃないですか。そこもちょっと入れ込んでもらおうと思います。あと、鷲尾ちゃんも茅島ちゃんもおばさんたちパワーあるから、一緒に演じながら“どこか町内会に似ている人いない”っていうおばさんになれたらいいなと思います」

Q収録の楽しみは?
「実は、『天誅』の撮影スタジオの近くに、『医龍』のスタジオがあって、そこには坂口憲二くん、『失恋ショコラティエ』には松本潤くんがいて、廊下を歩けばいい男に当たっちゃうからね。こんな楽しみはないでしょう(笑)。うちのドラマには残念ながらいい男はいないからね。うるさい男は多いけど(笑)。放送初回が1月24日でしょ。始まったら早いですよ。現場は楽しいです。今回のドラマはストーリーが分からないから面白い。楽しんでやらないと嘘だよね。もう65歳過ぎているんだもん。でも、ロケが多い作品で、ちょっとロケで風邪をひきまして、TBSの『渡る世間は鬼ばかり』では、長い放送期間で3回くらいしかロケに行ってなかったもので、橋田寿賀子先生に“ロケが多いのもセリフが多いのもどっちも大変よね”って思わず話しちゃいました(笑)」

Q物語の見どころは?
「正子は、一番、サナが来てくれてうれしいんじゃないかと思います。嫁とは上手くいっていないので…。あと自分の子供が行方不明になっているっていうのもあるよね。これが今後、サナとどういうふうに関連してくるのか見てください。この先は、振り込め詐欺や、幼児虐待、悪質な老人ホームなども、『天誅』していきます」

Q視聴者の方へのメッセージを!
「元気、勇気、正義、子供たちにも安心して見てもらえる、さわやかに仕上がっているドラマです。笑えるし、私は皆さんから“面白い! と言われたいので、そこに命張ってます」

サナ役を演じる小野ゆり子さんインタビュー

 サナ役 小野ゆり子さんインタビュー

  <プロフィール>
 1989年8月4日生まれ  身長167cm 東京都出身
 2008年より雑誌・CM等でモデルとして活動開始。
 2009年からは、長編映画・短編映画・舞台など、
 俳優としても幅広く活躍。2013年CX系1月期連続
 ドラマ『最高の離婚』(有村千尋役)や、TBS10月期
 連続ドラマ『刑事のまなざし』(安達涼子役)に出演。
 また現在、リクルート『ナースフル』、サントリー
 『シングルモルトウイスキー白州』のCFに出演中。

 
Q『天誅』に主演が決まった時の気持ちは?
  「最初に主演という事を教えてもらえず、作品概要の、“天誅”“契約”“忍者”のワードが出てきて、面白そうって興味が湧いた後に、“役は主演の女忍者です”と聞いたので本当にびっくりしました。(笑)。その後、冷静になり、こんな大役私にできるのかな?って不安が押し寄せてきたのですが、すごくうれしくて、ぜひ演じてみたいと思いました」


Q台本を読んでの感想は?
  「“悪を裁く”というお話で、1話だとDV被害、2話はオレオレ詐欺がテーマなので、視聴者の方が、最後の“天誅”に共感してスカッとしてくれるといいなと思います。それと同時に回を重ねるごとにサナや泉さん演じる正子さん、三ツ矢さん演じるミツ子さんたちそれぞれが抱える孤独が描かれていきます。みんなが結束して助け合っていくのですが、日常では孤独を感じていて…というすごく繊細な人間模様が描かれていて、かつ、アクションもあって、これは新しい作品ができるのではと思っています。初めは契約だけで結ばれている正子さんとサナがこの先どういう関係になっていくのかも楽しみですし、みんなの孤独がどう救われていくのかも、見る人によって受け取り方も違ってくると思いますし、そういう心の奥深い部分もぜひ、見てもらいたいですね」

Qサナを演じる上で工夫している点は?
 「サナは現時点ではすごくセリフが少ないんですよ(笑)。それをちょっとぎこちなく言ったり、訛って言ったり工夫しています。声は低めにしようとか、監督と相談して探りながら細かいところを意識しながら演じています。(Q誰かを参考にしましたか?)志穂美悦子さんやアンジェリーナ・ジョリーさんの映像をアクションの参考になればと見ました。走り方とか動きの緩急とかバランスが大事なんだなと思います。演じていてもそれはすごく感じます」


Qアクションシーンについては?
「殺陣の練習は撮影前に3日間やって、撮影に入ってからは本番で殺陣師の方が付けてくれています。形になっているかはまだまだ不安ですけど、一日一日少しずつ自信を持って演じていきたいですね。(Qもともと自信はあった?)憧れというかやってみたかったです。身体を動かすのは好きなので、できるんじゃないかなと思っていたのですが…正直苦戦しています(笑)。忍者なので、腰を低くどしっと構えるところとか、振り向くのを速くやることとか、走ることも多いので、体力をつけておかないと大変です」


Q大先輩 泉ピン子さんの印象は?  
「今はとにかく泉さんを見て、感じて吸収したいと思っています。泉さんから“こうやったらいいんじゃない”ってアドバイスをいただいたり、監督と3人で話をしたりしています。泉さんと監督の会話を聞き漏らさないように集中しています(笑)。すごく優しく教えてくださいますし、合間では“これ食べたら!”って美味しいものを色々いただいています」

 
Q他の共演者の方の印象は?
「まだ、柳沢さんとお芝居できてなく、今からすごく楽しみです。京本さんからは、天誅のポーズの角度とか色々アドバイスいただいています。1話では京本さんと少し戦うシーンがあるのですが、そこでもアドバイスをいただきました。めちゃめちゃカッコイイです。三ツ矢さんとも色々お話しをさせていただいていて、“50過ぎてからが早いよ〜って”アドバイスいただきました(笑)」


Q初主演で出番が多くて体力的には?  
「大丈夫です。週に一回はお休みがあるので。怪我と風邪は特に気を付けて頑張っています。(Q撮影を乗り切るための必須アイテムは?)水とチョコと、アメは必ず持っていますね。アクションシーンがあるので、意識して糖分を取るようにお菓子袋を必ず持っています」


Q印象に残るシーンは?
「爆破のシーンでしょうか。楽しかったです。空中ブランコのような感じでワイヤーにつながれて、“楽しかった”の一言ですね。“ピーターパン”みたいって楽しんでいたら、“そのポーズダメ。サナらしく!”って言われて何回かやりなおしました(笑)。あと、7階の屋上の突端に立ったんです。もちろん命綱をつけていたのですが、すごく怖かったですね。本当に怖かったです。すごい体験をしたなって、その日以来、強くなってなんでもできる気がします(笑)」


Q『天誅』というタイトルですが、今許せないことは?
「そうですねえ〜、車の前を本当にゆっくり走っている自転車がいて…だめだよって言いたいですね(笑)。 危ないなと本当に思うんです。今は撮影で“天誅”しているので、私生活は平和にいきたいです(笑)」


Qタイムスリップするなら行ってみたい時代は?

「恐竜がいる時代とか、人間がいない時代に行ってみたいので、大昔。それか生まれた瞬間から小さい頃の自分を見てみたいです!」 

Q見どころメッセージを!
「1話に関しては、正子さんとサナの出会い、契約、悪を裁く、いろんなものが盛り込まれていて、全部が見どころだと思います。皆さんのエピソードがどんどん出てきて、いろんなことにつながっていくので、毎週欠かさず見て欲しいです。あと、やっぱりアクションも見て欲しいですね。楽しんで見ていただき、感じてもらえたらうれしいです」


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