突如、現代に現れた謎の女・サナ(小野ゆり子)。サナは正子(泉ピン子)、松田(京本政樹)、八巻(柳沢慎吾)、ミツ子(三ツ矢雄二)らと闇の仕置人となる。
スナック「天守閣」に会社員の安藤尊(阪田マサノブ)が突然やってきて、妻の夏帆(小林綾子)が4歳の息子の育児を放棄し家事もせず、しかも300万円の借金をしたらしいので離婚したい、そのための証拠を集めてほしいと依頼してくる。どうも興信所と勘違いしている安藤の態度に納得がいかない正子たちだが、子供が心配なので調査を始めることに…。
八巻とミツ子の調査の結果、夏帆の息子が通う幼稚園は、 ママ友の山田雅江(紫吹淳)と仲間が牛耳っており、ママ友に高価なブランドバックが安く手に入ると勧め、夏帆はそのバックを買うために借金したらしいと判明する。正子が水道屋のふりをして夏帆の家を訪問すると、荒れ果てた部屋に疲れ切った夏帆とお腹をすかせた長男の姿があった。しかも夏帆は外に出ること、特に幼稚園に行くことに異常に怯えていた。夏帆はただの買い物依存症ではなく何か裏があると考えた正子たちは聞き込みを始め、信じられない真実にたどりつく。
一方、首藤刑事(嶋田久作)は、サナたちの正体を突き止めつつあった。それを知った一之瀬(竹財輝之助)は、「定年まであと一カ月なのに24年前の連続少女失踪事件はこのままでいいのか?」と首藤を問い詰める。そんな中、サナは敵対関係にある一之瀬にひかれ始めていた。