1.用意するソフト・プラグイン最低限必要なソフト・プラグイン
エンコード出来るようになるまでは、まずは最小構成で行きましょう。
TSファイルは録画したままの状態でお願いします。(CMカットとかしていない状態)CMカットをしているTSファイルだと音がズレるからです。
あると便利なソフト・プラグイン
ソフト・プラグイン名 | 入手先 | 説明 |
---|
FakeAacWav | FakeAacWav | aacをwavに偽造することで無劣化エンコードが出来ます。 ただし音声無劣化エンコードをしたものは iPhoneで再生出来なくなります。 |
mkvmerge | mkvmerge | mkv出力することができます。 |
2.必要なソフトの使用準備
1.の最低限必要なソフト・プラグインを全てダウンロードするとこれらの名前のファイルがあるはずです。
すべてWinRarで解凍で解凍出来るので解凍できないファイルがあったらWinRarを使ってください。
WinRAR in Japan「aviutl99k2.zip」を解凍して、
C:\encode\aviutl\aviutl99k2 [ts]に入れます。

[ts]と付けているのは既にavisynthなどで使っているAviutlと分ける為です。
「dgmpgdec158.zip」を解凍して、
C:\encode\dgmpgdec158に入れます。
「up0395.zip」を解凍して、
C:\encode\ToWaveに入れます。

以下のサイトから
「libFAAD2 dll for Win32」をダウンロードして、「ToWave.exe」と同じディレクトリに
「libfaad2.dll」を入れます。
http://www.rarewares.org/aac-decoders.php
ToWaveを起動してvlc.exeのパスを指定します。
VLCをインストールしていない場合はインストールしてください。
http://www.videolan.org/vlc/
OKを押して終了します。
「MP4Box_0.4.6-r3745.zip」を解凍して
「MP4Box_0.4.6-r3745.exe」、
「NeroAACCodec-1.5.1.zip」を解凍して
「neroAacEnc.exe」、
「x264_2146_32.7z」を解凍して
「x264.exe」、
「tc2mp4Mod20080617.7z」を解凍して
「tc2mp4Mod.exe」を
C:\encode\binに入れます。

今回関係ないものにはモザイクしています。
3.Aviutlの使用準備「aviutl.exe」を起動します。
ファイル-環境設定 - システムの設定 を開いて

最大画像サイズを幅1920 高さ1088に変更します。
最大フレーム数に0をひとつ足します。

OKをクリックしたら、一度Aviutlを終了します。
「afs_75a.lzh」を解凍して、
「afs.auf」を「aviutl.exe」と同じディレクトリに入れます。

Aviutlを起動して、設定 - インターレースの解除 に自動フィールドシフトがあることを確認します。

確認出来たらAviutlを終了します。
なくても平気ですが、ジャンプウィンドウのプラグインを入れておくとCMカット時にすごく便利です。
http://videoinfo.tenchi.ne.jp/index.php?%A5%B8%A5%E3%A5%F3%A5%D7%A5%A6%A5%A3%A5%F3%A5%C9%A5%A6「aviutl_jump_210.lzh」を解凍して「jump.auf」をaviutl.exeと同じフォルダに置く。

表示 - ジャンプウィンドウの表示 からジャンプウィンドウを表示させます。

4.x264guiExの使用準備以下のものをインストールしてください。
Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)
http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=a5c84275-3b97-4ab7-a40d-3802b2af5fc2
XPでは追加で以下のものも必要です。(Vista, 7 はインストール済みです)
.NET Framework 2.0(SP2) Runtime (x86)
※[NetFx20SP2_x86.exe]というのをダウンロード・インストールします。
http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=5b2c0358-915b-4eb5-9b1d-10e506da9d0f
.NET Framework 2.0(SP2) Runtime (x86) LanguagePack
http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=C69789E0-A4FA-4B2E-A6B5-3B3695825992
(x264guiEx_readme.txtより引用)
これらのものがインストールされていないと、x264guiExは
動作しませんのでインストールしてください。
上記のものがインストールし終わったらら
「x264guiEx_1.28.zip」を解凍して、
「x264guiEx_stg」「x264guiEx.auo」「x264guiEx.ini」を「aviutl.exe」と同じディレクトリに入れます。

これでエンコードするための準備は終了です。
ここからは実際にエンコードする方法です。
5.tsファイルをd2v,aacに分離する「DGIndex.exe」を起動して分離させたいtsファイルをドラッグ&ドロップする。


OKをクリックする。
Stream - Detect PODs:PAT/PMT をクリック

①AAC Audio on PID*****をクリック
②Set Audioをクリック
③Doneをクリック

File - Save project をクリック

保存

FINISHになるのを待つ

これでd2v,aacに分離できました。

左からaac,d2v,log,ts
6.aacをwavに変換するaacファイルをToWave.exeにドラッグ&ドロップする。

変換中

変換が終わると自動で終了する。
そのまま変換されたwavファイルと、Delay値の訂正されたwavファイル(DELAY 0ms)が出来る。
7.Aviutlで読み込みd2vファイルをドラッグ&ドロップ

DELAY 0msのwavファイルをドラッグ&ドロップ
8.Aviutlで詳細設定インターレースを解除の設定をします。
設定 - インターレースの解除 - 自動フィールドシフト を選びます。

自動フィールドシフトの設定 をクリックして設定画面を開きます。

今回はアニメなので 「映画/アニメ」 をクリックします。
この設定は引き継がれます。次回も映画/アニメを選択する場合はそのままで平気です。
設定 - 色変換の設定 で 「入力」 も 「出力」 も自動にします。

この設定は保存されます。次回は設定する必要はありません。
設定 - サイズの変更 - 1280x720 をクリック。

この設定は保存されます。
9.Aviutlで編集右下の矢印を使ってカットしたい部分(CM)を選んで、シークバーの上で右クリックして 「選択範囲の削除」 をクリック。

これを繰り返して、不要な部分を全て削除する。
10.エンコードファイル - プラグイン出力 - 拡張 x264 出力(GUI) Ex をクリック。

保存するファイル名を入力して、 「ビデオ圧縮」 をクリック。
C:\encode\binに保存入れたそれぞれのファイルを指定する。

エンコードのプロファイルを選ぶ。

エンコードが始まります。

エンコードが終了したら終わりです。
アニメ(高画質) を選んだ場合は「High Profile@Level 4」になるのでそのままではiPhoneでは見られませんが、
TSファイルをiPhone4,iPod touchでも見られるMP4動画、H.264(x264)に高画質エンコードの方法で見られるようになります。