蒋介石 日本への許し温情「以徳報怨」の裏側
(台湾)国民党軍蒋介石は、日本の戦中に行動に対して「怨みに徳をもって報いる 以徳報怨」として賠償金を放棄した。これに日本国民は大いに感動した。中国人は深い、とすっかり日本人は心を奪われた。それを中国人の深慮遠謀だ、とうがってみる向きもある。が、中国人がこんなに素晴らしい考えで接してくれるのだから、日本人は素直に受け取っていい、と思った。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この書は、辻政信の姿を明らかにする本だから、蔣介石の「以徳報怨」はメインではない。副次的に書かれた趣旨を私が取り上げたにすぎない。「辻政信」の日本人離れした反日本的な行為については、後刻お伝えする予定。
さて、最近読んだ本「蔣介石の密使 辻政信」(祥伝社新書)によると、蔣介石の日本を利用しようとする深慮遠謀の一端ではないかという説に一理あると、著者の説得力を感じている。
ナチのドイツ、アメリカの軍事援助や顧問団を受け入れ、コミンテルンの指導をスターリンに頼んでいる。そのころ、蔣介石は国内では共産主義弾圧をしている。国民党の対外依存体質と国内政策は別個に進行していた。ソ連との蜜月も、それらの矛盾をはらみながら蔣介石との提携を進めた。昭和2年(1927年)、蔣介石が日本訪問。このあたりで、日本取り込みが始まったと見る。
スターリン(ソ連)は終戦まで蔣介石政権の中国唯一の政権として認めていた。しかし、ソ連軍事顧問団の過剰な介入に蔣介石の自尊心が許さなかった。ソ連に代わる依存対象を探すことが、蔣介石の目標になった。
昭和19年、アメリカが蔣介石政権を連合国側の一員として扱わなくなっている。ヤルタ会談からポッダム宣言まで、連合国側で相談を行っている間、ずーっと蔣介石は招待されていない。
第二次世界大戦の終了とともに、中国国内では中国共産党が台頭し、北方ではソ連の進出の懸念があった。敗戦した日本より、勝利者の側であった蔣介石政権はずっと苦しかったともいえる。
この蔣介石の苦しい胸の内に気が付かなかった日本は、蔣介石の「親日策」にはまった、といえるのではないか。これが「以徳報怨」演説で、「赦す」ということで、「赦すべき事実」を認めさせて「赦す」という段階を日本に踏ませることに成功した。その深慮遠謀に気付かない日本国民は、蔣介石の術中の陥り、「以徳報怨」に感動した。
この蔣介石の一連の蔣介石政権持続のために「ドイツ」依存、ソ連に依存、米国政権の援助を求め、日本に頼ってきた。それら一連の権謀術数から目がそれてしまった。
政権維持のためには、お人よしな「損」は政権維持にはしない。それがありうると「中国三千年」の知恵に存在する?それは、錯誤でしょう。お人よしの日本人だけに、日本人には、蔣介石の好意がうまく決まった!と、ほくそ笑んでいる・・・人があのあたりにはいる。善意の「性善説」を説く人には「以徳報怨」は、大いに歓迎されるのだ。
でもね、「以徳報怨」を説くときは、蔣介石も本気でそう思っていっている。日本人はみんな、そのときは蔣介石スピーチ「以い徳とく報ほう怨おん」にいたく感動したんだと聞いている。そうさ、こういう世界があれば、ソレを信じたいよ。理想形として、人間の頭の中にはあるのよ。
著者渡辺望は、西尾幹二に草鞋を脱いで私淑しているから、ちょっと右よりの思想ではあるが、読みやすい文章でまとまっている。吉村公三郎、瀬戸内寂聴の引用があるが、引用されるほどの内容がないのに引用があるのは、やや乱用だ。
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コメント
いつの8月15日だったか、靖国神社の入口をくぐり、左側にいつも右翼の出版関連の人が立っているのだが、そこで見かけたことのある人の顔があったので、じっと見ているとその人、ニコニコと笑い掛けてきた。
えっ?ダレだ?
考えても誰かわからず通り過ぎたが、アレは西尾幹二だったようだったと思う。
投稿: 靖国神社 | 2014年1月26日 (日) 09時24分