2014年2月26日22時13分
東京電力は26日、メルトダウン事故を起こした福島第一原発1、2号機の中央制御室を報道機関に公開した。事故から3年がたつが、当時暗闇の中で運転員らが制御盤に原子炉の水位計の値を書き記した文字がそのままになっていた。
事故当時、1、2号機の中央制御室には当直員ら24人がいた。津波で停電し、原子炉の冷却ができなくなり原子炉内の核燃料が溶けた。2011年3月12日未明には中央制御室内の放射線量が毎時1ミリシーベルトにまで上昇。さらに、原子炉建屋が爆発。その衝撃で中央制御室の天井パネルが垂れ落ちた。
事故から3年近くがたち、天井パネルは取り外され、床はピンク色のシートで覆われていた。整理されて事故の面影はほとんどない。放射線量も毎時4~9マイクロシーベルトだった。
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