中国:南京事件の「国家哀悼日」議案を審議

毎日新聞 2014年02月25日 23時13分

 【北京・石原聖】中国の国会に当たる全国人民代表大会の常務委員会は25日、日中戦争時に旧日本軍に多数の中国人が殺害された南京事件の起きた12月13日を「国家哀悼日」に定める議案を審議した。中国国営新華社通信が伝えた。

 新華社は「三十数万人が死亡した南京大虐殺は国際軍事法廷の審判を経て歴史も定義も確定している」と指摘。「日本の侵略戦争が中国と世界に深刻な災難を与えたことを忘れないため」などと説明した。戦後70年たってから制定を検討する理由は触れていない。

 また、抗日戦争に勝利した日として9月3日を「記念日」とする議案も審議した。

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