大阪市:公募の城東区長が辞職願 「一身上の都合」で

毎日新聞 2014年02月26日 22時39分

 公募で就任した大阪市城東区の細井敦子区長(53)が26日、市に「一身上の都合」を理由に辞職願を提出した。辞職は3月31日付。公募区長は橋下徹市長の目玉政策の一つだが、自主退職は、今月末で辞職して市長選に出馬を検討している中川暢三北区長(58)に続き2人目になった。

 細井区長は報道陣に「区長職ではできないことがあると感じ、橋下市長が退職するタイミングで辞めようと思った」と話した。具体的な辞職理由は言及しなかった。

 橋下市長は春の人事異動で複数の公募区長を更迭させる方針を表明しているが、細井区長は「対象と聞いていない」と否定した。橋下市長は「ご自身の判断だ」と報道陣に答えた。慰留はしていないという。

 橋下市長は全国の政令指定都市で初めて全区長を公募した。応募者1461人から24人を選考し、2012年8月から全区役所に配置した。細井区長は02年から産業機械メーカー社長を務め、区長に転身した。【重石岳史】

最新写真特集