橋下大阪市長:最後の公務終え、自動退職

毎日新聞 2014年02月27日 00時03分

 大阪都構想が事実上頓挫して出直し市長選(3月9日告示、23日投開票)に出馬表明している大阪市の橋下徹市長は26日、市幹部にあいさつするなど最後の公務を終えた。橋下氏は27日午前0時に自動退職した。同日から村上龍一副市長が市長職務代理者を務める。

 橋下氏は報道陣に「まだやり残していることがある。何とか勝って戻って来られるよう頑張る」と語った。

 出直し選には主要4野党が橋下氏の「独り相撲」を演出しようと対抗馬擁立を見送る方針を固めているが、橋下氏は「都構想に反対なら選挙で僕を落とせばいい」と不満をぶつけた。都構想については「今のままでいいか、新しい役所に作りかえるかということだ」と意義を強調。世論調査で都構想への賛否が拮抗(きっこう)していることを挙げて「とにかく設計図を作る。住民の判断でいらないと言われれば諦めるが、僕は100%賛成されると思っている」と述べた。【村上尊一、山下貴史】

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