アンネの日記:関連図書300冊、イスラエル大使館が寄贈
毎日新聞 2014年02月25日 21時33分(最終更新 02月25日 23時46分)
東京都内の公立図書館が所蔵する「アンネの日記」や関連図書300冊以上が破られた問題で、約120冊の被害に遭った杉並区は25日、在日イスラエル大使館から「被害自治体に対し、アンネ・フランク関連図書300冊を寄贈したい」との申し出があったと発表した。ペレグ・レヴィ公使らが27日に区役所を訪れ、寄贈するという。
被害を新聞報道などで知ったイスラエル大使館から、24日に寄贈の申し出の連絡があったという。被害自治体を代表して杉並区が受け取り、各自治体に配分される。20冊の被害があった区立中央図書館の大林俊博次長は「本が破られ悲しい気持ちだったが、温かい元気づけられるような申し出を受け、大変ありがたい」と話した。
また、同区は再調査の結果、区立図書館の被害総数が119冊から121冊に増えたことを明らかにした。【戸上文恵】