図書館本破損:杉原千畝さん関連書籍も被害 吉祥寺
毎日新聞 2014年02月26日 18時19分
図書館所蔵の「アンネの日記」や関連書籍が大量に破られていた事件で、第2次世界大戦中にユダヤ人を救った外交官の杉原千畝さん(1900〜86年)の関連書籍も被害に含まれていることが26日、分かった。
自治体や図書館への取材によると、東京都の武蔵野市立吉祥寺図書館で13日、杉原さんの生涯を描いた児童書「杉原千畝−命のビザにたくした願い」が数ページ破られているのが見つかった。
杉原さんは、在リトアニア領事館の領事代理だった戦時中、ナチス・ドイツの迫害から逃れてきたユダヤ人らにビザを発行し、約6千人の命を救った。「日本のシンドラー」とも呼ばれている。(共同)