2014年2月27日00時18分
■吉田忠智・社民党党首
河野談話を検証する動きが国会である。衆院予算委員会で、(談話の作成にかかわった)石原信雄・元官房副長官の参考人質疑が行われたが、石原さんの(「元慰安婦の証言の裏付け調査は行われていない」という)発言は、特に目新しいものとは考えていない。
こうした発言を様々な場で繰り返し引き出すことで、執拗(しつよう)に河野談話の不備を印象づけて談話を否定しようとする姑息(こそく)な意図を感じる。歴史修正主義の一環ではないか。
河野談話をしっかりと点検するのは大事だが、河野談話そのものが歴史的に重要な談話であることは否定できない。(国会内での記者会見で)
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