2014年2月26日21時36分
就任会見での政治的中立性を疑われる発言が問題になっているNHKの籾井勝人会長は26日、衆院予算委員会の分科会に参考人として招かれ、「私的発言ということにしたにもかかわらず、その部分をとらまえて色々大変だ大変だと言われ、そういう経験は初めてだった。どう対応していいのかわかりませんでした」と述べた。
籾井氏は今月12日のNHK経営委員会で、視聴者の信頼を回復する方策を問われ、「正直よく分かりません」と発言した。危機管理の観点から、この発言について階猛(しなたけし)氏(民主)に質問され、答えた。
階氏は有識者による第三者委員会を設置すべきだと指摘したが、籾井氏は「公と私の部分がごっちゃになっていたということでございます」と強調し、設置しない考えを明らかにした。
NHKの全理事10人の辞表を預かっていることについては、「(理事が)萎縮するとは思っておりません。我々はやはり一丸となってNHKの経営のために尽くしていかなければいけないので、こういうことは一般社会ではよくあることだと私は理解しております」などと述べた。
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