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【社会】

辞表預かり「社会でよくある」 「萎縮ない」籾井氏認識

 NHKの籾井勝人(もみいかつと)会長は二十六日の衆院予算委員会の分科会で、就任初日に十人の理事全員に辞表を書くよう求めたことについて「辞表を預かったことで理事が萎縮するとは思わない。一般社会ではよくあることだ」と述べ、問題はないとの認識を示した。

 民主党の階猛(しなたけし)氏への答弁。辞表を提出させた理由は「人事のことで、目的については発言を控えたい」と明らかにしなかったが、自身の言動をめぐり国会や視聴者から批判が相次いでいることについては「世の中をお騒がせして申し訳ない。異常な事態だとは思っている」と述べた。

 ただ、事態の早期収拾のために外部の第三者委員会を立ち上げることについては「必要があれば考えてもよいと思うが、今のところ考えていない」と否定した。

 辞表について、新藤義孝総務相は一般論と断った上で「会長は人事権を行使して、理事を罷免するために辞表を得たのではないと理解している」と説明。その上で「混乱が起きていることは誠に残念。しっかりとNHKが職員一丸となって活動できる態勢を固めていただきたい」と述べた。

 

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