【ソウル時事】韓国紙・朝鮮日報は26日、金融業界関係者の話として、同国銀行大手のウリ銀行と中小企業銀行の東京支店で不正融資が行われたとして、金融監督院が特別検査に着手したと報じた。同様の不正融資は最大手、国民銀行の東京支店でも行われ、昨年12月に前東京支店長らが背任などの罪で起訴された。
国民銀の事件を受け、各行が東京支店に対する調査を実施。その結果、ウリ銀は610億ウォン(約58億円)、中小企業銀は130億ウォン(約12億円)の不正融資があったことが分かり、金融当局に申告した。特別検査で不正融資額はさらに増える見通しで、金融当局は、国民銀行と同様に職員がリベートを受け取っていたとみている。
国民銀の事件では、日本の金融庁が金融監督院と共同検査に当たった。