はじめに
このまとめは2013年度大学受験生向けのまとめです。独学、宅浪の人向けになっています。私の受験生時代の経験、塾講師や家庭教師で培った経験などをシェアしていきます。対象は私大全受験生。
▼必要な参考書(問題集)とやるべき時期
「やるべき時期」についてはあなたが閲覧してる時期に応じて各自でアレンジしてください。現時点(2012年12月)でこの記事を読んでるあなたは他の受験生よりもリードしてるし、逆に春過ぎに読んでるあなたは他の受験生よりも大きく出遅れてます。
【1年を通して持っておきたいもの】
「このノートを読めば、英文法の問題は全て解ける。」ことを目標にノート作成をしましょう。このノートを作成することで文法に対する理解を深められるほかに、試験日間際になって「これだけやったんだから大丈夫だ。」という自信(お守り)にもすることができます。
【ノートの作り方の一例】
■基本となる参考書(このまとめの場合だと「Forest」)を用意する。
■「Forest」をやりながら、章ごとに要点を書き出す。このときに3~4ページの余白を作っておく。(つまり、次の章の要点を書き出すときは4~5ページ先から。)
■ただし、「Forest」を参照すればそこに全て書いてあるので、丸写しをする必要はない。あくまで書き出すのは章ごとの要点。
■問題集や参考書(教科書)でForestに載ってないような文法事項に出会ったら、このノートの該当のページに 1、英文 2、訳と文法の解説 3、問題集や参考書(教科書)のタイトルとページ数を書いておく。
■このときに解けなかった問題(や知らなかった知識など)を別のノートに問題形式で書き残しておけば、自分の「弱点ノート」が出来上がる。1週間後や1ヶ月後にでも解きなおすと効果的な学習になる。
英文法辞典。友人曰く「ここに載っていない英文法は存在しない。ここに書いてあることを全て覚えてれば、大学受験は楽勝。」。手元に1冊あってもいいが、高校レベルの英文法を学んだことのない人や、中学高校で英文法の苦手だった人、文字がビッシリ書いてあると頭が痛くなる・・・という人にはお勧めしない。大学では十分に使えるので、お金に余裕がある人は買うだけ買ってもいいかも。
【4月~6月】
人によっては簡単に感じるかもしれないが、英文法を基礎から、体系的に学習するにはこの参考書が一番。書店で実際に手に取ってみて「これ簡単じゃん!w」と思えたなら、そのひとつ上の「All in One」に手を出してもよい。逆にこの参考書が難しく感じるならば、中学英語がおろそかになっているということなので「くもんの中学英文法 ― 中学1〜3年 基礎から受験まで」をやっておくべき。
この1冊でセンター試験から中堅私大まで戦うことができる1冊。イディオム、会話表現、単語・語いまでこの1冊で勉強することが出来るが、メインは文法パートと語法のパート。文法パートと語法のパートだけを集中して勉強してほしい。
【Next Stageの勉強の仕方】
■「Forest」で学習した章に対応する章をやる。
■問題を解く。あいまいな問題は適当に答えない。分からない問題は潔く白紙で。根拠を持って解答する癖をここでつけよう。
■できなかった問題、分からなかった問題にチェックをつける。チェックをつける際、薄くチェックをつけるといいです。(これから何十回もやることになるので。)
■右側の解説を読みながら、「Forest」には載ってない知識や文法事項は、前述した方法で自作ノートに書き出していく。「Forest」で勉強したのに、インプットし切れなかったのなら再度「Forest」で該当場所を勉強し直す。
■再度チェックがついている問題を解きなおす。このときに合っている問題はチェックを消し、間違ってる問題はチェックをつける。
■この作業をチェックがなくなるまでやり続け、チェックがなくなったら、もう1度最初から問題を解いてみる。
Part2の「語法」は暗記。1日10個でもいいので、↑の勉強が終わって余力があったらやろう。語法は覚えれば解けるし、覚えてなければ解けないので、出来るだけ早めに終わらしておくとよい。自作ノートに書き出すのも忘れずに。
■2周目は以降はペースをあげて、同上。
▼ネットに投稿されているそのほかの「Forest」「NextStage」の勉強方法など
冬休みが始まる前に先生に 「春休みが終わるまでにフォレストを1回終わらせるといいぞ」 と言わ...
【7月~9月】
英語の基礎となる「単語」「熟語」「英文法」が一通り身についた後にやって、もう1段階上の文法力を身につけるのが目的。夏休みにやる文法の勉強はこの問題集と自作ノートのみ。他は一切やる必要はない。
早大の友人の多くがこの問題集を愛用していた。レベル的にはNext Stageに毛が生えたレベルだが、その「Next Stageに毛が生えたレベル」の差が中堅私大と難関私大の差だったりするのであなどってはいけない。人によっては「”ネクステ”もやって”英頻”もやるのかよ!」という人がいるかもしれない。フォレストをやってた時期にネクステの代わりに英頻という使い方もアリだろう。だが、誰しもが英語が得意というわけではないし、経験上この段階を踏んだ方がいいということは分かってるので、そういう勉強の仕方があるのを触れつつも、ここでは持論を書かせてもらう。
【全解説頻出英文法・語法問題1000の勉強の仕方】
■1日50問を解く。分からなかった問題にはチェックをする。(2週目は1日100問も。ここは各自で要調整。)
■知らなかった知識を自作ノートに書き出し、知識のインプットをする。
■再度チェックがついている問題を解きなおす。このときに合っている問題はチェックを消し、間違ってる問題はチェックをつける。
■この作業をチェックがなくなるまでやり続け、チェックがなくなったら、もう1度最初から問題を解いてみる。
ちなみに、この問題集の解説は英文法問題集の中でも屈指に詳細で丁寧に書かれてる。取り外しも可能なので、これ単体を持ち歩いて空き時間に読みふけるのも効率的な勉強方法のひとつだ。
■2周目はペースをあげて、同上。
▼ネットに投稿されているそのほかの「全解説頻出英文法・語法問題1000」の勉強方法など
【12月~2月】
英文法・語法の学習は「不定詞」「仮定法」などの文法項目に沿って勉強するのが最も効率的と考えられています。ですが、入試の文法問題を攻略するためには文法項目がわからない状態で正答にたどり着く必要があります。「今は仮定法の項目をテキストでやっているから正答が出るけど、模試や本番で力が出せるかどうか分からない・・・」そのようなことがないように、前述の英文法の参考書を10周でも20周でもした後、テスト形式で文法項目ごとに分けられていない「全解説実力判定英文法ファイナル問題集」を使用して実践練習をしましょう。
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