真央、閉会式でのサプライズに「世界が一つになったと思いました」
サンケイスポーツ 2月25日(火)7時0分配信
ソチ五輪で金1銀4銅3の計8個のメダルを獲得した日本選手団は24日、ソチ国際空港から日本航空のチャーター機で帰国の途についた。23日夜(日本時間24日未明)にフィシュト五輪スタジアムで行われた閉会式にはフィギュアスケート女子6位の浅田真央(23)=中京大=も参加。20日のフリーで使用したラフマニノフ作曲の『ピアノ協奏曲第2番』が演奏され、感動がよみがえった。次回の冬季五輪は2018年2月に韓国の平昌(ピョンチャン)で開かれる。
五輪の女神から、ささやかな“プレゼント”が贈られた。日の丸の小旗を振って笑顔で行進した真央は、演出用に配られたメダル形の電飾を首から提げた。7日の開会式は参加できなかったが、思う存分楽しんだフィナーレで、サプライズが待っていた。
「世界中が一つになったと思いました」
閉会式で演奏されたのは、世界的ピアニストのデニス・マツーエフ氏(38)による『ピアノ協奏曲第2番』だった。トリプルアクセルなど全6種類、計8回の3回転ジャンプに挑んだフリーの名演技がよみがえる。自己ベスト142・71点をたたき出した舞いは、世界中に感動の渦を巻き起こした。
「自分の納得する最高の演技をすることができました」
粋な演出は続いた。銀メダルに輝いた前回バンクーバー五輪のショートプログラム(SP)で使ったハチャトリアン作曲の『仮面舞踏会』も五輪スタジアムに響いた。2曲とも振付師のタチアナ・タラソワ氏(67)が手がけた思い出の作品。「バンクーバーとソチを合わせて最高の五輪だった」と評した銀盤のヒロインにとって、かけがえのない時間だった。
「(五輪が)終わってしまって寂しい気持ちがあります」
狙っていた金メダルはつかめなかったが、「感動」と「記憶」に残った真央のソチ五輪。男子の高橋大輔(関大大学院)らとともに笑顔で記念撮影に納まった。進退を決めるのは、3月下旬の世界選手権(埼玉)の後。4年に1度しか訪れないスポーツの祭典を満喫し、胸を張って日本へ帰る。
最終更新:2月25日(火)9時1分
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