馴れ初め話(出会うまでの話B)
>>26の続き
出会うまでがなっがいな!!こっからも長い(真顔)
Mさん二号(略してM2さん)の話。この人が俺が「恐怖症」になる決定打をくれた人だ。
ちなみにM2さんとは2日で別れてる。正確に言うと、1日と6時間くらい?まぁ付き合うと決めた次の日に別れることになる。
出会いは前記事で話した通り「合コン部屋」って奴だ。
王様ゲームにそっくりな女王様ゲームと言うのをやりながら親睦深めていって、
フィーリングタイムで主催にこっそりと「誰と恋人or友達になりたいか」を伝えた後、その矢印が双方向に向いたら見事カップル(or友達)成立となる。
M2さんは話も面白かったし、ロルも俺好みで、「ああ、この人と恋人になりてぇなぁ」って思わせる人だった。
M2さんも同じように思ってくれてて、割と初めのほうから俺とそういう関係になりたいってことを主催に言っていたらしい。
そんでま、成立したら二茶に移動して。正式に告白を受けて、付き合うことになった。
こんときは浮かれてたな、俺。そしてアホだった。何があほだったのかは今でものた打ち回りたくなるから言わないけど。
幸せと恐怖と悲しみが一気に訪れた日だった。まるで心がジェットコースター状態(苦笑)流石に俺も、色々疲れたわ。
まぁ、本番はこっからだったんですけどね!!(白目)
朝におはようメールして、昼にもメールが来て、「順調順調」と思わず笑顔になるほど、普通に恋人同士の甘さを楽しんでいた。
「今度こそ大丈夫」そう思っていたと思う、このときは。
その日の夜、帰ってきたM2さんに「初デートに行きませんか」と誘った。快く了承を貰って、二人で茶室に出かけていった。
ただし、初デートの前に俺は友人(Aとする)から不穏なことを聞かされていた。
それは「そのMさんは俺の元恋人かもしれない。気をつけて」という内容だ。
友人の上げてくれたMさんの特徴はいくつかM2さんに共通するところもあったけれど、早々こんな偶然もないだろうと思うことにして、デートに向かった。
結果はどうだったのかって?散々もいいところだった。
友人の懸念は見事的中。事前にそいつの話を聞いてなけりゃ、俺は恐怖でどうにかなってたかもしれない。
普通に楽しく話していたはずなのに、気づけば相手は「ごめんなさい」しか話さなくなって。
何か相手の気に触るようなことを言ったんだろうと思って、何が悪かったのか教えて欲しいと頭を下げても、返ってくる言葉は同じもの。
俺が何を話しても「ごめん」「うん、ごめんなさい」としか言わなくなっちまった。俺の何かが気に障ったんだろうが、何を聞いても教えてはくれなくて、
どんなに「謝られるような事は言われてないし、謝らなくて良い」「ごめんは終わりにして、楽しい話をしましょう」「俺はMさんの笑った顔が見たいです」…ほんとに色々伝えた。
無い頭振り絞って、何とか聞こうとした。でも全部駄目だった。…辛かったけど、これ以上は森山さんを追いつめるんじゃないかって思ったから、
「明日また会いましょう。今日はデートできなくて残念でしたけど」って。
………そしたら、返ってきたのが「面倒くさいなら面倒くさいとそう言え。お前も俺を捨てるんだろう。もう良い!」って言って、俺をその場に残して落ちちまった。
この時点で、Mさんが普通じゃないと理解した。理解したけど、その時点で俺はまだMさんの「恋人」だったから。
なら、受け止めなければならないと思った。俺だって強い人間じゃない、色んな人に支えられて今の俺が居る。俺がどんなにアホやらかしても、見守っててくれる人が居たから。