２月定例山梨県議会は２４日、本会議を再開し、３氏が代表質問した。２０２０年の東京五輪開催に合わせた、甲府市大津町の中間駅への山梨リニア実験線延伸をめぐる議論について、横内正明知事は「ＪＲ東海にその可能性を早急に検討するよう要請していく」との考えを示した。
ＪＲ東海の葛西敬之会長はこれまでに、笛吹市境川町の実験線終点から中間駅までの約６キロを先行して延伸できれば、駅を活用して実験線の体験試乗をする可能性に言及している。これに対し横内知事は中道北小の移転などの懸案に触れた上で、「延伸にはかなりの時間を要し、困難な課題がある」と述べた。
一方、横内知事は「延伸が実現すれば都留−甲府間で体験乗車が可能になり、山梨の観光振興に寄与する」とし、ＪＲ東海に早い段階で方針を示すよう求める考えを示した。臼井成夫氏（自民党・県民クラブ、甲府）の質問に答えた。
この日は臼井氏のほか、清水武則（自由民主党・創明会、韮崎）、高木晴雄（フォーラム未来、山梨）の２氏が質問した。〈樋川義樹〉
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