東京電力は25日、福島第一原発4号機の使用済み燃料プールで冷却が止まったと発表した。建屋近くで行っていた掘削工事の際に、電源ケーブルを過って傷つけたことで電気の供給が止まった可能性があり、調べている。東電は、25日午後にも電源を復旧させるとしている。現在、プール内の燃料を運び出す作業を中断している。

 東電によると、25日午前9時40分ごろに、4号機の使用済み燃料プール冷却装置に送電する配電盤で漏電が起きているという警報が鳴った。同9時45分ごろには、プールの冷却装置が停止。傷つけたケーブルが発火し、消火器で消した。停止時のプールの水温は約13度で、東電は急激に上昇することはないとしている。

 プールからは、昨年11月から、核燃料の取り出し作業が続いているが、東電は取り出しを中止し、復旧作業を急いでいる。4号機のプールには事故当時、1535体の燃料があり、すでに18回、396体が取り出し済み。25日は19回目の取り出しに向けた、燃料の詰め込み作業の途中だったという。