リング上でモデルポーズを取る高野=東京都新宿区の協栄ジムで(竹下陽二撮影)
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美し過ぎるボクサー高野人母美(ともみ、26)=協栄=が24日、3月24日のプロ第5戦(東京・後楽園ホール)に向けて、東京都内のジムで練習を公開し、年内の東洋太平洋王座挑戦の野望もぶち上げた。また3月1日、日本有数の人気ファッションショー「東京ガールズコレクション」(国立代々木競技場第一体育館)にゲスト出演することも発表された。
「最近、心に余裕がでてきた。3月24日の相手はキャリアもあるけど、ビビってる場合じゃない。踏み台にするような気持ちで倒しにいく」
対戦相手のクラーブカーオ・ポー・プリーチャー(タイ)はアマ戦績28勝12敗の豊富なキャリアの持ち主でプロ5勝2敗。年齢不詳というのも不気味。いつも対戦相手に気を使う高野が、この日は堂々のKO予告だ。
21日の東京・後楽園大会のエキシビションでは、デビュー前のボクサーをKO寸前に追い込んだ。これまで、エキシビションでは軽く流し、会場をシーンとさせることもあったが、その日はガチファイトで会場を沸かせた。高野の中で眠っていたキラーな部分が目覚めたのだろうか。
金平桂一郎会長も「(女子世界2階級制覇王者の)藤岡奈穂子の所属するジムの竹原会長から『やりませんか?』と打診があった。今は無理だけど、時が来たらやります、と答えた。年内に世界ランカーとやらせて、世界ランク入り。あるいは、東洋王座を狙わせる」と鼻息が荒い。
そんな高野が3月1日、日本有数のファッションショー、東京ガールズコレクションに出演する。「たくさんの方にボクシングと高野人母美を知ってもらうために精いっぱい、務めさせてもらう」と高野。立ち止まっているヒマはない。ボクサーとタレント業。美し過ぎるボクサーは二足のわらじで突き進む。(竹下陽二)
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