エンゼルス、トラウトと契約延長へ　６年総額１５４億円の長期大型で

　メジャー歴代６位タイの年俸２５００万ドル（約２５億７５００万円）！？　エンゼルスがマイク・トラウト外野手（２２）との契約を、契約金を含む６年総額１億５０００万ドル（約１５４億５０００万円）で延長しようと交渉している。２３日に米サイトのヤフースポーツが両サイドに近い関係者の話として報じた。

　年俸ベースで２５００万ドルの６年契約は、今季がメジャー実質３年目で年俸調停権もない若手へのオファーとしては異例中の異例。昨季年俸が５１万ドル（約５２５０万円）だったことからも破格なのが分かる。

　ただ、トラウトの過去２年間の成績が“破格”だったのも確か。２０１２、１３年シーズンとも３割２分台の打率、４割前後の出塁率はア・リーグのトップ３入り。得点は２季連続リーグ１位。１２年には盗塁王にも輝くなど“足”もある。現ＭＬＢを代表する１番打者で、年齢的にも２０代前半となれば、エ軍が長期大型契約で引き留めようとするのもうなずける。一部メディアが過去に総額３億ドル（約３０９億円）と報じたくらいだ。

　トラウトはこの日、「（報道陣の）皆さんが聞きたいのは分かるけど、契約に関することは言いたくない。僕はここに開幕に向けたトレーニングに来ているんだからね」と多くを語らなかったが、名実ともにスーパースターの仲間入りとなる日は近い。