ビットコインオワタ\(^o^)/という前に確認しておきたいこと

ビットコイン取引所 Mt.Goxが閉鎖されたらしいとの情報が駆け巡っております。

というわけでサイトを見てみましょう。
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\(^o^)/


きれいさっぱり真っ白になっております。近日中には何かしらのアクションがあると思いますが、今はどうしようもないですね。



というわけで、ビットコインを取り巻く状況を確認してきましょう。

ビットコインの状況

ビットコインの価値について

ビットコインはもうオワタの?

いいえ。
ビットコインと実在通貨の取引所の一つが閉鎖されただけで、ビットコインネットワーク自体は崩壊していません。Mt.Gox閉鎖の影響で、Mt.Gox以外のオンラインウォレット、ローカルウォレットに存在するビットコイン以外が消失することはありません。

ビットコインの価値はなくなったの?

いいえ。
ビットコインの現実通貨との相対価値は大きく変動していますが、無くなることはありません。
ただし、取引所が閉鎖された影響で流動性が低下しており、実在通貨との相対価値は著しく低下しています。

実在通貨(日本円)に交換することはもうできないの?

いいえ。
可能です。ただし、日本円とビットコインの直接交換は不可能です。
次の二つの方法で、間接的に日本円に交換することが出来る可能性があります。

  1. 海外の取引所でビットコインで外貨を購入し、それを外貨送金して銀行で日本円に交換する。
  2. 個人取引で日本円に変換する。
とりあえずどうすればいい?

もしあなたがオンラインウォレットにビットコインを所有しているなら、ローカルウォレットに移動して保管してください。

ローカルウォレットに保管すれば、万一取引所やオンラインウォレットが閉鎖してもビットコインを守ることが出来ます。



Mt.Goxについて

預けたビットコインはどうなるの?

現時点で確定的なことは言えませんが、取り返すことは不可能だと考えられます。
オンラインウォレットが事故により消失したと考えるのが妥当です。

入金した現金はどうなるの?

数十万円程度ならば少額訴訟で取り返せるかもしれませんが、Mt.Goxが破産してしまえばこれも不可能です。

入力した個人情報はどうなるの?

最も重要な問題です。
Mt.Goxに送付した個人情報(住所、氏名、年齢、免許証写し、公共料金の明細写し、パスワードなど)がどのように利用されるのか、現時点では全く予想が付きません。
この辺の書類を揃えるとその気になれば一般の金融取引の申し込みが出来てしまったりするので、当分の間(半年ほど)は、郵送物、Email等に注意をする必要があります。



法的な補償について

法的な補償はないの?

ありません。
我々が訴えられるのはMt.Gox一社のみです。しかも自腹で訴える必要があります。
ついでに言うとたぶん勝てません。

裁判とかできないの?

現金を預けているならば、少額訴訟等を利用できるかもしれません。
しかしながら、現在は利用規約を閲覧することが出来ないため詳細は不明です。


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何故Mt.Goxは閉鎖したのか

思い付きで書いてます。

Mt.Goxの閉鎖の原因は、恐らく過度なビットコイン→現実通貨の換金による資金枯渇です。

ビットコインの直接決済市場の成長速度がMt.Goxの想定よりも遅かったため、収支バランスが崩れ、閉鎖に至ったものだと考えられます。

ビットコインの時価総額は、1BTC=10万円で計算すると、20,999,999×10万=約2兆円です。
仮にMt.Goxが全体の70%を換金した場合、1.4兆円の現金が必要となります。

1/10だとしても1400億円の現金が必要です。

ここ数か月間は、ビットコインは急激なインフレにより現金の等価物と見られる傾向にありました。
そのため、ビットコインは換金するものとの認識が広がり、ビットコインの直接決済の市場はあまり成長できなかったのかもしれません。

もしビットコインの直接決済の市場がもっと成長していれば、閉鎖は無かったかもしれません。



今後のビットコイン動向

日本唯一の大手取引所の閉鎖は、ビットコイン市場にとって大きすぎる事故です。
今後は日本国内でのビットコインの信頼性は低下し、市場は縮小していくでしょう。

ただしこれはビットコインの換金をベースとした市場の話です。

海外ではビットコインの直接決済市場は拡大し続けており、全体としてみれば、「一過性の事故」で終わると考えられます。

相場が落ち着き再度ビットコインの価値が算定された後には、ビットコインの換金ではなくビットコインの直接決済をベースとした市場が形成されていくと思います。


今回の事故は、ビットコインにかかわる事業体や個人が、ビットコインの流動性や換金性、オンラインウォレットの危険性などを正しく学習するチャンスになると思います。

当分の間は流動性の悪化でビットコイン相場は大きく変動が続くと思われますが、これを「詐欺」の一言で片づけて終わりにするのはアホです。

落ち着くまでの時間を使って、もう一度ビットコインや通貨等の仕組みについて、勉強しておくのもよいと思います。

お勉強のポイント

  1. ビットコインの入手方法(大金使って投機はダメ。これはどんな金融商品でも同じ)
  2. ビットコインの安全な保管方法(オンラインウォレットは危険がいっぱい!ローカル最強)
  3. ビットコインの使い方(換金以外にも利用法はあります。むしろその方が今後の主流になります。)
  4. ビットコインの遊び方(ビットコインには殖やしたり投げつけたりいろいろな遊び方があります。)

おまけ

私はMt.Goxに口座開設してなんにもしてなかったので被害自体はありませんでした。

登録の為に個人情報を送ってしまったので、バッチリ握られました…orz
その辺のガードが甘かったなあと、今更ながら反省しております。


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