大阪市北区長:辞職願を提出 公募で初の自主退職

毎日新聞 2014年02月24日 20時26分(最終更新 02月24日 23時25分)

 ◇市長選への立候補検討中で「数日で決着をつけたい」

 公募で就任した大阪市北区の中川暢三区長(58)は24日、市に辞職願を提出した。辞職は今月28日付。中川氏は、橋下徹市長の辞職に伴う出直し市長選(3月9日告示、23日投開票)への立候補を検討中で「数日で決着をつけたい」と述べた。公募区長は橋下市長の目玉政策で、2012年夏に全24区長を全国公募で採用したが、自主退職は初めて。

 中川氏は記者会見で「公務員の身分を離れ、自由な立場で区政や市政に政策提言したい」と辞職理由を述べた。市長選については明言を避けたが「大阪市長選や他の首長選、全てが選択肢の一つ」と話した。

 中川氏は05〜11年に兵庫県加西市長を務めた。大阪市長選には03年に立候補して落選し、前回11年にも出馬を表明したが、取りやめた。【茶谷亮】

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