代表理事ごあいさつ
女性が、自分らしく将棋を楽しめる時代へ
~LPSAが目指す新しい女性棋界~
私たち日本女子プロ将棋協会は、2007年に女流棋士の自立と女性への
将棋の普及を目的として、17名の女流棋士により日本将棋連盟から独立し、
設立いたしました。
江戸時代から家元制度があった男性棋界に比べ、女流棋界はまだ発足
して40年しかたっていません。アマチュアの方で将棋を指す人の90%が男性
と言われているように、女性が将棋を指していると「珍しい」と思われることが
大きなハンディでした。男女参画が叫ばれている平成の時代においてもなお、
まだまだ将棋界は男性社会なのです。
有望な女流棋士を育てるには、まず環境を整えることが大事と考え、私たちは独立という新たな道を歩み始めました。その一環として、低年齢層の女の子を対象とした「GSP(ガールズ・ショウギ・プロジェクト)と、大人の女性を対象とした「LPSAスタイル」の二つのプロジェクトを立ち上げ、女性への将棋の普及に努めてまいります。
この機会に当協会を知っていただき、ご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
公益社団法人 日本女子プロ将棋協会 代表理事 石橋 幸緒