2013/11/03 Sun. 12:00
【書評】アノマリー投資 ―市場のサイクルは永遠なり(ジェフリー・A・ハーシュ 著)(★4.5)(その4)
アノマリー投資 ―市場のサイクルは永遠なり 著者:ジェフリー・A・ハーシュ 価格:¥2,310 評価:★★★★☆ |
市場のサイクルは永遠なり。アノマリーを投資に活かす方法を伝授
本日は、11~14章のまとめです。
11章:不振の夏 -夏の数ヶ月に投資家がくつろげる理由
・「5月に売って、相場から離れなさい」というアドバイスはもっともな理由がある。
しかし、最近起きている傾向を見ると、これはもう時代遅れだという可能性も
捨てきれない。過去2年は4月に売るのが賢明な行為だったからだ。
・ナスダックの12日間のサマーラリーを別にすれば、
6~7月に相場から離れていても、良いトレード機会を逃がすことはほとんどない。
7月にダウ平均が3.5%以上も上げた時でさえ、その後に株を買った方が割安だった
からだ。
12章:楽しい時を祝う -休日のトレードを最大限に利用する
・サンタクロースラリーのおかげで、クリスマスの元日の前後の日は非常に良い。
しかし、元日前後の値動きはまちまちになってきた。
最近では、新年の第一取引日に売りが多くなっている。
・レイバーデイの前日とメモリアルデーの翌日に強気になるかどうかは、
それぞれ9月と6月の第一日目の相場が強くなるかどうかに影響する。
休日後で2番目に悪い日は復活祭の翌日である。驚くべきことに、
その次の日は休日の二日後にとって最高の日のひとつで、現実の2日後に匹敵する。
・大統領誕生日はすべての休日のなかで最も強気の度合いが小さく、
前日と3日後は弱気になる。ナスダックは過去22日の大統領誕生日の前日のうち、
17回で下降している。
(同じ期間で、ダウ平均は16回、S&P500は17日、ラッセル2000は12回の下落)
・繰り返し現れる株式市場のサイクルと同じように、休日のトレードにも変化がある。
そのパターンは決して、ぴったり同じにはならない。
外的イベントによって、それらのパターンも順調にはいかなくなる。
また、それらは人間行動や社会の伝統の変化に応じて、少しずつ変わっていくものだ。
13章:金曜日には売るな -相場を動かしているのは今でも人
・恐れや喜びや強欲からは逃れられない。それが現実だ。
現在では電子取引が中心になったが、いまだに人の本性から大きな影響を受けている。
・週や日の始まりと終わりに相場が弱ければ、それは人々の自信が揺らいでいる
という徴候である。相場が強いときには、いっそう強くなるものだ。
・日常の習慣やパターンは、日中の相場の動きにははっきりとした印を残してきた。
14章:機が熟したトレードを摘み取る
-季節が最適で、指標が強く、タイミングが完璧なとき
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