2013/11/02 Sat. 12:00
【書評】アノマリー投資 ―市場のサイクルは永遠なり(ジェフリー・A・ハーシュ 著)(★4.5)(その3)
アノマリー投資 ―市場のサイクルは永遠なり 著者:ジェフリー・A・ハーシュ 価格:¥2,310 評価:★★★★☆ |
市場のサイクルは永遠なり。アノマリーを投資に活かす方法を伝授
本日は、7~10章のまとめです。
7章:魔女のオーラ -オプションの満期日近くにトレードを調整
・個別株オプション、株式指数オプション、株価指数先物の
3月、6月、9月、12月の年4回の満期日 「トリプルウイッチング」は、
相場に大きな影響を及ぼして、明らかに異なるパターンを生み出す。
・満期日の週の相場は、1年の最高の6ヶ月に当たる12月と3月に最も強く、
6月と9月はそれほど強気にはならない。
・満期日の翌週は12月を除いて、トレードを避けるのが賢明だ。
そして、満期日の週にかなりの上昇をしたからといって、
その翌週もさらに上昇すると期待しないことだ。
しかし、満期日の週に下降すれば、翌週も下降する習性がある。
8章:植え付けの秋 -ほとんどの相場上昇の種がまかれるとき
・過去62年で株を買う絶好の機会は、8,9,10月のいずれかに現れた。
これらの月は新たに買いポジションを取る最高の3ヶ月だった。
・1年で際合う苦の6ヶ月は10月に終わる。
しかし、季節性は変化するし、先の見越す人たちもいるので、
9月、それに次いで8月は1年で新しく買いポジションをとる絶好の機会
だと分かった。10月は弱気相場に終止符を打ち、転機をもたらす月になった。
・弱気相場で、最も大きく大底をつけたのは10月だった。
9章:満足の冬
-資金流入と良い情報がもたらす堅調な相場
・歴史的に見て、株を保有する最高の連続3ヶ月である
11月~1月に買いポジションを取るべきだ。
・1年のS&P500の動きは1月の動きに似る。
10章:収穫の春
-最高の6ヶ月で得られたものを収穫
・普通、2月は最高の6ヶ月のなかで最悪の月になり、
それまでの3ヶ月の上昇を打ち消す。
・一般的に3月いっぱいから4月にかけて再び上昇する。
しかし、3~4月は月半ばに相場が弱くなるために、
含み益がかなり多い株を持つトレーダーや投資家は忍耐力を
試されやすいという危険が潜む。
・4月は平均して1年で最高の月だが、問題の兆しがないか用心する
必要がある。過去63年の統計によると、4月に利食いをして
守りの体制に移ることが賢明だったとわかる。
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