今年のソウル大学卒業生のうち、4割以上が100点満点の92点以上を獲得するいわゆる「優秀卒業生」だったことが分かり「単位インフレが深刻」との指摘が相次いでいる。ソウル大学によると、今月26日に卒業式を迎える学部生2591人のうち44%(1139人)が「優秀卒業生」だ。内訳は評定が3.9以上の「最優秀」が327人、3.6以上の「優秀」が812人だった。
ソウル大学を2月に卒業する「前期卒業生」の場合、「優秀卒業生」が占める割合は2011年には33.9%、12年39.3%、13年42.5%、今年も44%を記録し、わずか3年で一気に10%も増加した。
ソウル大学のある関係者は「絶対評価を行う科目があることを考慮しても、優秀卒業生が40%を上回るのは異常だ」「ソウル大学の学生たちが学業に強い熱意を持つ傾向があるとしても、最大で30%程度にとどまるのが適正ラインではないか」とコメントした。