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40代以上の8割が予備軍!寝たきりにも繋がる「ロコモ」予防対策とは

Update : 2014.01.17

最近よく耳にする“ロコモ”って言葉、いったい何だかわかりますか? ロコモとは“ロコモティブシンドローム(運動器症候群)”のこと。骨や関節、筋肉、動きの信号を伝える神経などが衰えることで、立つ、歩くという動作が困難になり、やがて要介護や寝たきりになること、またはそのリスクが高い状態のことをさします。

なんとなく高齢者の話のように聞こえますが、なんと40代以上の約80%がロコモ予備軍といわれていることをご存じでしょうか? 

今回はこの“ロコモ”の実態と対策法についてお伝えします。予備軍とされる40代はもちろん早めの対策ができる30代の方も、ぜひチェックしてくださいね。

■30代になると年1%ずつ筋肉が落ちていく!

フィットネスチェーン『Curves』を運営する株式会社カーブスジャパンの発表によれば、“ロコモ”というと“介護”や“寝たきり”という言葉から高齢者の話だと思われがちですが、ロコモ予備軍を含めると、40代以上の約80%である4,700万人(男性2,100万人、女性2,600万人)に該当すると推定されているのだそう。

筋力は10代後半をピークに低下していき、30代になると年に1%ずつ落ちていくそうなので、特にアラフォー女性は要注意。女性はホルモンの影響もあり、弱った骨や筋肉で、40~50代で体の衰えを感じやすくなり、60代になると思うように動けなくなる可能性もあるとのこと! 筋肉量の低下を食い止めるために、ぜひアラサー、アラフォーのうちから筋力トレーニングを始めておきたいものです。

■自宅で簡単にできるロコモ対策グッズ

「確かに、最近全然運動していないなあ……」と思い当たる方は要注意! できれば少しでも早く運動を始めたいものですが、なにぶんこの寒い冬の季節は、外出するのも億劫ですよね。とくに仕事や子育てに忙しいアラフォー世代は、運動のための時間をとるのも難しいもの……。

そこで、自宅で手軽に運動できないものかと、ロコモ対策コーナーを幅広く展開している、大手ホームセンター『カインズ』カー・アウトドア事業部の石井さんに、お話をお聞きしました。

「カインズのロコモ対策コーナーでは、最近グッズを購入される方が増えてきています。主に母親や父親のロコモ対策としてグッズを購入して、それをご自身がフィットネスとしてご利用になっているケースもありますよ」

自宅で手軽に運動できる、オススメグッズはありますか?

「『エアロビステップ』は、2段階の高さを調節でき、自宅で階段昇降運動が気軽にできます。『エクササイズバンド』は、手に持って足をひっかけて伸ばすもので、足の筋力維持・向上に役立ちます。『レッグスライダー』は、両足を開いたり閉じたりとスライドして下半身のエクササイズを行えます。いずれも簡単にできるものです」

カインズの売り場では、グッズをその場で体験できるものも多いので、気になったものを実際に試してみてもいいですね。

以上、注意すべき“ロコモ”の実態と対策についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?

つい運動不足になりがちな冬ですが、30代、40代のうちに少しでも運動していれば、将来“要介護”状態になるのを少しでも防げるかもしれません。ぜひトライしてみてくださいね!

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【参考】

※ 「メタボ」より危険な「ロコモ」 – Curves

【取材協力】

※ カインズホーム

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