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貿易 11か月ぶり黒字額減少
02月22日 09時34分

貿易 11か月ぶり黒字額減少
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名古屋税関管内の1月の貿易収支は、円安の影響で原油やLNG=液化天然ガスの輸入が膨らんだため、11か月ぶりに黒字額が減少しました。
名古屋税関によりますと、愛知、岐阜、三重、静岡、長野をあわせた、管内の1月の輸出額は、1兆3110億円で、自動車や関連部品の輸出が増えたことから、前の年の同じ月を13%上回りました。一方、輸入額は、円安によって原油や火力発電所の燃料のLNGが膨らんだことから、1兆169億円に達し25.3%増加しました。この結果、輸出から輸入を差し引いた1月の貿易収支は15.6%下回る2941億円の黒字となり、11か月ぶりに黒字額が減少しました。
また1月は、ひと月あたりの輸入額が、統計を取り始めた昭和54年以来、初めて1兆円を超えました。
これについて名古屋税関は「輸入額が大幅に増えた背景には1月から始まった中国の旧正月の春節を前に、大型連休を避けようとして中国からの輸入を前倒しする動きが広がった影響もある。今後も、輸入額の高い水準が続くかどうかは、為替の動向や原油などの市場価格を注視する必要がある」と話しています。