収賄の元警察官猶予付有罪判決02月22日 09時34分
3005266171_20140221191341.mp4
愛知県警察本部の元巡査部長が、知り合いの債権取り立て業者に、銀行で調べた、個人の取引情報などを教えた見返りに、賄賂を受け取ったとされる事件の裁判で、名古屋地方裁判所は「国民の信頼を裏切る悪質な犯行だが、反省もしている」として執行猶予の付いた懲役１年の判決を言い渡しました。愛知県警捜査４課の元巡査部長、高井伸幸被告（４７）は平成２１年と２２年、知り合いの債権取り立て業者に、銀行で調べた個人の取引情報や、警察の内部情報を教えた見返りにホテルの宿泊券など、約７万７０００円分の賄賂を受け取ったとして、収賄の罪に問われています。
贈賄側の業者については、３年の時効が成立しています。
２１日の判決で名古屋地方裁判所の細野高広裁判官は「警察官や警察組織に対する国民の信頼を裏切る悪質な犯行だ」と指摘しました。そのうえで「賄賂は多額とは言えず反省もしている」として、懲役１年、執行猶予３年の判決を言い渡しました。