2014年2月25日08時29分
観光庁は24日、昨年初めて1千万人を超えた訪日客数の集計方法を見直すと発表した。例年約200万人いる飛行機や船の外国人乗務員を、今年から集計に加える。新方式なら2007年に1千万人を超え、13年には政府が当面のライバルと見てきた韓国を上回っていた計算になるという。
政府は、東京五輪がある20年に訪日客2千万人を達成するという新たな目標を掲げている。国連機関の見通しでは1500万人程度だが、五輪効果や誘致策の強化に、新方式による数字の底上げを加え、「最大瞬間風速でもいいから2千万人を達成したい」(太田昭宏国土交通相)考えだ。
従来の日本の方式は、国連機関の推奨にしたがっていた。ただ外国人旅行者数世界一のフランスや中国、スペイン、韓国など主な国が乗務員を集計対象にしており、日本も合わせることにしたという。
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部
PR比べてお得!