新聞の電子版の閲覧者は全体の15％、そのうち日常的に3紙以上を読む人は20％に

電車の中、タブレットやスマートフォンの画面を指で動かしながら、新聞を読んでいる人を見かけるが、どの程度のユーザーが新聞の電子版を読んでいるのだろうか。今回、インターネットコムと NTT コムリサーチは、「新聞の電子版」 に関する調査を行った。

調査対象は、全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,075人。男女比は男性53.7％、女性46.3％。年代比は10代13.7％、20代15.6％、30代21.0％、40代17.3％、50代14.9％、60代以上17.5％。

まず紙の新聞について聞いたところ、全体1,075人のうち、紙の新聞を購読しているは668人(62.1％)で、購読紙新聞数は以下のグラフのようになった。


次に電子版について聞いた。全体1,075人のうち、電子版を日常的に閲覧しているのは164人(15.3％)。電子版の閲覧紙数は、以下のグラフの通り。紙の新聞とは異なり、複数の新聞を閲覧している人が多く、3種類以上読んでいる人は20％にも上る。


また会員登録の状況についても聞いた。電子版を日常的に閲覧する164人のうち、会員登録者数は94人(57.3％)。何種類の電子版に会員登録したか聞いたところ、以下のグラフのようになった。


また会員登録をしている94人のうち、「すべて無料会員」の人は73人(77.7％)、「すべて有料会員」の人は15人(16.0％)、「無料会員のものも、有料会員のものもある」人は6人(6.4％)となった。

会員登録をした理由について聞いてみると、「紙よりも早く情報が手に入る」「紙面に載っていない情報が入る」「出先でも簡単に読める」「海外にいるので、紙よりも便利」などの声があがった。

その他、電子新聞に会員登録している期間や紙の新聞の購読理由なども聞いた。今後各社がどのように電子版を充実させてくるのか、注目したい。
(調査協力:NTT コムリサーチ）