この冬最悪の大気汚染 北京周辺、越境懸念も

2014.02.24

スモッグに覆われた北京市中心部を窓越しに見つめる人たち =24日(共同)

スモッグでかすんだ北京市内で、マスクを着けて外出する人 =24日(共同)

 中国の北京市周辺がこの冬最悪の大気汚染に見舞われている。24日も有害物質を含む濃霧が発生、20日に発令した汚染警報を解除できない状態が続いている。西高東低の気圧配置となる冬場は特に汚染物質が大陸から太平洋に向かって飛びやすく、日本や韓国などで越境汚染への懸念が高まりそうだ。

 中国政府はさまざまな汚染対策を打ち出しているが、長期化を阻止する有効な解決策は見いだせていない。市民の怒りの矛先は政府に向けられており、共産党機関紙、人民日報系の環球時報は「汚染が一層深刻化すれば、人々の間でパニックを引き起こしかねない」と危機感を示した。

 中国各紙によると、北京市内の病院には呼吸器系疾患を訴える患者が殺到。救急診療室は満員となり、患者の受け入れが困難となる恐れもある。

 汚染は27日ごろまで続く見通し。(共同)

    PR
    パノラマで見る被災地の復興
    産経フォトウオークおよびフォト講座 2014年開催予定
    PR

    このサイトについて

    MSN産経フォトとは

    MSN産経フォトとは

    日本での出来事や世界情勢をカメラに収めて、集めました。

    ユーザー投稿写真とは

    ユーザー投稿写真とは

    写真報道の新しい試み。ぜひあなたも投稿してください。

    写真販売サービス

    産経ビジュアルサービス

    産経ビジュアルサービス

    掲載写真の使用・販売のお問合せはこちらから!

    Copyright 2014 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
    このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
    掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。