2014年2月24日20時34分
徳田毅(たけし)衆院議員(42)が24日に開いた辞任会見では、猪瀬直樹・前東京都知事(67)に5千万円を渡した経緯や、医療法人「徳洲会」グループをめぐる公職選挙法違反事件への関与に質問が集まった。
まず、「5千万円は私が渡した。借用書は私の事務所でつくり、目の前で署名してもらった」とした上で、「(猪瀬氏から)貸して欲しいという依頼があった」と明かした。猪瀬氏は、知事を辞任する直前の昨年12月17日の都議会総務委員会で「徳田議員の方から貸してくれると言った」と説明しており、言い分の食い違いが明白となった。
5千万円は父の徳田虎雄・徳洲会前理事長(76)に相談し、借りたと説明。趣旨について猪瀬氏は「私的な借り入れ」と釈明してきたが、徳田議員は「貸して欲しいと依頼があった時、選挙の話が出たのは事実」と選挙資金と認識した可能性を示唆した。ただ「どのように使われるかは聞いていない」と明言は避けた。
猪瀬氏が副知事時代に推進し、徳洲会が関心を持っていた東京電力病院(新宿区)の売却に関しては「前知事と話をしたことは一切ない」と否定。また、自身の今後については「議員バッジをつけるのは今日で最後」「政治活動は白紙」としながら、「期待頂ければまた政治の道を志したい」と復帰に意欲を示した。
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