あっ！　小悪魔だ！

LAMY
Safari HOT

私の、Safariコレクションは、この万年筆から始まりました。
この万年筆は、私にとって、３本目の万年筆になります。
若い頃の私は、万年筆に対して、ある種の憧れがありました。
万年筆でサラサラとサインする。そんな洋画の１シーンに対するあこがれです（もっとも、それはデスクペンではありましたが）。
その影響により、それまでに２本の万年筆を所有してはいたものの、いずれも、何らかの事情により手放すことになり、どうにかして値段の安く、そして書きやすい万年筆をと探していたところ、発見したのが、この万年筆だったわけです。
しかも、私の使いたかった、赤いインクと同じ赤いボディー。
その独特のグリップ感に酔いしれ、購入を即決致しました。
私が輸入筆記具を知ることになった、そのきっかけを与えてくれたのがこの万年筆で、もちろん今でも主戦力として使用している、私にとっては、極めて重要な地位を占めている万年筆でもあります。

ところで。
この万年筆は、実は２代目です。
初代は、車に轢かれて大破、修理不能となってしまったため、やむを得ず破棄しました。悲しい思い出です。

初期のSafariは、ペン先に「LAMY」の刻印やペン先の太さの刻印がありません。

Safariのビンテージを調べる際には、この刻印をチェックするといいでしょう。