2005-09-05 13:31:31

STAEDTLER historical pencel

テーマ:小悪魔リルルの文具コレクション

STAEDTLER
historical pencel



私の地元徳島にある、文具館チャーリーという、徳島最大の文具店から、ダイレクトメールが届きました。
何でも、9月3日と4日に、鉛筆の製造実演販売を行うとか。
これは行かなければならないと思い、3日に行くように段取りをしていたところ、ものの見事にうつ症状が悪化し、断念。
翌日の4日には、体調が良くなり、ようやく出かけることができました。
店内入り口に入ってすぐのところに、実演販売のブースがありまして、実演なさっている方に話しかけると、どのように鉛筆を作っていたのか、その行程を見せてくれました。
実際に見せてくれたのは、黒鉛を、2枚の板の間に挟み込み、糸を巻いて封をする、という作業なのだが、この写真をまずは見て欲しい。


ヒストリカル


私の目の前で作ってくれた鉛筆を、そのまま頂いてきました。
この、長方形の鉛筆が、もともとの鉛筆の原型だったそうで、それこそ、最中(もなか)のような感じで、鉛筆の芯を挟み込むような感じで作られていきました。
それだけではなく、糸を、その鉛筆に巻き付け、糸の両端を封蝋する。
その、封蝋に使う印の形で、誰がその鉛筆を作ったのか解るようになっていたそうだ。
まさしく、職人の誇りとも言える歴史を感じ取ることができる時でした。
この行程を見学して、久しぶりに、感動した。
実演された方の話によると、近代風に作り方をアレンジされているそうです(特に、鉛筆の芯については、近代技術で作られた硬度HBのものなのだが、昔は、黒鉛を切り出して作っていたらしく、書き味も色の濃さも安定しなかったそうだ)が、実際に目の前で作ってくれた鉛筆が、今、私の手の中にある。こんな素晴らしい事はありません。筆記具好き冥利に尽きる、至福を感じることができています。


ヒストリカルセット


これは、その場で販売されていた鉛筆のセット。鉛筆の製造実演を行っているところでなければ販売していないそうで、日本全国で合計10カ所、私の訪れたチャーリー沖浜店では200セット限定なのだそうだ。
私は、思わず3セットを購入。そのうち1セットは、とある方と物々交換を行いました。
残り2セットについては、興味のある方にお譲りしてもいいのですが、私の目の前で組み立ててくれた鉛筆だけは、誰にも譲ることはないでしょう。
私の、大切な、思い出の品です。


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